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低迷する欧州市場の有望株は?

株価急落で割安感が出てきた銘柄も

2008年12月26日(金)

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Carol Matlack (BusinessWeek誌、パリ支局長)
Jack Ewing (BusinessWeek誌、フランクフルト支局長)
米国時間2008年12月18日更新 「Attractive Stocks in an Ugly Old World

 欧州の主要株価指数は、今年1年で40%以上も下落した。鉄鋼メーカーから保険会社、高級ブランドに至るまで、欧州企業株は今、1980年代初頭以来の安値水準で取引されている。

 今が買い時なのか、それとも今後のさらなる値下がりを待つべきか――。ここは慎重に構えた方がよさそうだ。景気後退の深刻化に伴い、欧州経済の見通しは暗くなる一方だからだ。

 「ここ数週間、突然の受注キャンセルが相次いでいる」と厳しい現状を明かすのは、仏化学大手ローディア(本社:パリ)のジャン・ピエール・クラマデューCEO(最高経営責任者)。同社は12月8日、業績の下方修正を発表した。

 順調に受注を獲得していながら、金融逼迫で身動きが取れない企業もある。「手元資金の不足で、経営破綻に直結しかねない企業もある」と、独ポルシェのヴェンデリン・ヴィーデキングCEOは危惧する。融資を受けられない仕入先企業には、代金の前払いで対応しているという。

 安全を期して、公共事業や医薬品、食料品など、安定したキャッシュフローが期待できる業界の株式に投資資金を避難させる投資家が多いのも当然だろう。

景気回復時に向けて、万全の態勢を整える企業もある

 欧州の株式市場が2009年下期までに回復する見込みは薄い、というのが大方のアナリストの見方だ。だが、あえてリスクを取り、バランスシートの研究さえも厭わない投資家であれば、製造業をはじめとする市況産業の中にも投資価値のある銘柄を発見できる可能性はある。

 業績悪化の見通しは、既に銘柄の多くに織り込み済みだ。また、英投資銀行ドレスナー・クラインオート(本社:ロンドン)の欧州株主席ストラテジスト、フィリップ・イシャーウッド氏が指摘するように、「より現実的な見方をするようになった」経営者の下、業績見通しの下方修正や、積極的なコスト削減を進める企業もある。

 そうした企業は、恐らく不況下でも他社を上回る業績を上げ、景気回復時には万全の態勢を整えていることだろう。

 例えば、ベルギーのルクセンブルクに拠点を置く世界最大の鉄鋼メーカー、アルセロール・ミタル(MT)は、自動車メーカーをはじめとする大手顧客からの需要激減を受け、厳しいコスト削減策の実施を発表している。9000人の人員削減により、10億ドル(約900億円)の経費節減を図る計画だという。同社の2009年の収益予想に基づく株価収益率はわずか2倍に過ぎず、投資対象として注目を集めつつある。

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