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家電業界でも生産調整の懸念

需要低迷の中、値引きだけでは対応できない

2009年1月5日(月)

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Olga Kharif (BusinessWeek.comシニアライター、オレゴン州ポートランド)
米国時間2008年12月22日更新 「The Consumer Electronics Inventory Glut

 余剰在庫で操業停止に追い込まれているのは、自動車メーカーだけではない。家庭用電子機器の業界も売れ残り在庫の山を抱えており、価格の低下と利益の縮小は避けられない見通しだ。

 在庫増を示す最新データとして、米フラッシュメモリーカード最大手のサンディスク(SNDK)は12月15日、来年1月12日までの年末年始の2週間、日本の工場2カ所で生産活動を一時停止すると発表した。その後は生産能力の7割で工場を稼働する。減産により、自社の倉庫や小売店の棚に積み上がった売れ残り在庫を減らしたい考えだ。

予想以上に厳しい年末商戦

 韓国のハイニックス・セミコンダクターや米マイクロン(MU)などの半導体部品メーカーは、何カ月も前から過剰在庫の問題に頭を痛めてきた(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年12月17日「Chipmakers on the Edge」)。この問題が今やパソコン(PC)、携帯電話、大画面薄型テレビなどの完成品メーカーにも広がりつつある。

 本来なら最も売り上げが見込める第4四半期だが、景気後退の影響から、消費者は生活必需品以外のあらゆる支出を切り詰めている。米調査会社NPDグループのアナリスト、スティーブン・ベーカー氏は、「売れ行きに比べて在庫が多すぎる」と指摘する。

 過剰在庫は需要の落ち込みのサインというだけでなく、在庫処分のための値引きや、売れそうもない在庫の損失計上など、利益縮小をもたらす動きの前触れであることが多い。低調な年末商戦を覚悟しているメーカーや小売業者にとって、在庫状況が第4四半期に一層悪化することは間違いない。

 こうした苦境は2009年に入っても続くのではないかとアナリストは見る。「1月はかなり深刻になりそうだ」と、米IDCのアナリスト、ランディージュスト氏は懸念する。サンディスクに続いて減産を余儀なくされるIT(情報技術)製品メーカーが出てきてもおかしくないと、アナリストらは見ている。

 PCメーカーは特にそうした事態に追い込まれる可能性が高い。今四半期出荷分の売れ残り率は2ケタに達する可能性もある、とジュスト氏は言う。300ドル(約2万7000円)程度で買える低価格の小型ノートPC(ネットブック)に消費者の人気が集まり、デスクトップPCや従来型のノートPCは市場にだぶついている(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年11月26日「ネットブック人気、メーカーには“痛し痒し”」)。

 「ネットブック需要のあおりで、従来型ノートPCの在庫は若干膨らむ恐れがある」と言うのは、米家電協会(CEA)のエコノミスト、ショーン・ドゥブラバック氏だ。IDCは12月、PC製品の売り上げ成長予測を当初の13.2%増から5%増へと下方修正している。

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