• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

2009年の経済予想10

BusinessWeek執筆陣が今年を占います

2009年1月9日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

BusinessWeek誌スタッフ共同執筆
米国時間2009年1月2日更新 「Ten Business Predictions for 2009

 「もううんざり!」――2008年を言い表すとしたら、この一言に尽きるのではないか。混迷を極める金融市場、人員削減の嵐が吹き荒れる不安定な雇用情勢、世界大恐慌以来、最も大胆な、米政府による公的資金の投入。これだけ暗い話が続けば、大抵の人は2009年が明るい年になることを期待するだろう。

 BusinessWeek誌は今年も予言者になって、おなじみの“水晶玉”を覗き、2009年の展望についていくつか(過去の経験を踏まえての?)予想を立てた。

 だが、実際のところ、本誌は2008年の予想で重要な2つの出来事を言い当てられなかった(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年1月2日「Ten Likely Events in 2008」)。バラク・オバマ米次期大統領の選出と世界経済を襲っている金融危機である。しかし、的中した予測も1つある。2008年中に原油価格が1バレル=100ドルに達するという予測だ。ただ、その後急速に40ドルまで下落したのは想定外だった。

1. 景気後退の影響は拡大

 予算削減や人員整理、操業停止、倒産、合併は今後も増えるだろう。経営難に陥っている米書店チェーン大手ボーダーズ・グループ(BGP)は、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、米書店最大手バーンズ・アンド・ノーブル(BKS)が、その店舗のごく一部を引き継ぐことになるだろう。

 また、米クライスラーは米ゼネラル・モーターズ(GM)に破格の安値で吸収合併されるだろう。クライスラーの筆頭株主である米プライベートエクイティ(非公開株)投資ファンド、サーベラス・キャピタル・マネジメントが、クライスラー株を一刻も早く手放したがっているからだ。

 原油価格の急落と、それによる財務状況の悪化で、大手石油会社同士の合併が少なくとも2件は行われるだろう。本誌が最も可能性が高いと睨んでいるのは、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSA)による、経営難に陥った英BP(BP)の買収だ。この合併には、米国の石油会社との合併で生じ得る規制問題を回避する目的もある。

 携帯電話料金の値下げ圧力も相当強まり、米通信最大手AT&T(T)などの業績は悪化するだろう。新聞社の利益縮小傾向は今年も続くと思われる。注目すべきは、著名投資家のジョージ・ソロス氏やマイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長などの大富豪が、米ニューヨーク・タイムズ(NYT)の救済に乗り出すかどうかだ。その場合、同社は今年中に非営利法人の一部になるだろう。

2. バーナンキFRB議長は1期4年で退任へ

 オバマ次期大統領の支持率はこれ以上の上昇は見込めない。政権発足当初の数カ月間に厳しい選択を迫られるため、オバマ氏の支持率は多少下がる可能性がある。

 また、ブッシュ政権の影響力は完全に消え去る方向に向かうだろう。ベン・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は、2010年1月31日に4年間の任期満了を迎える。バーナンキ議長は、自分の役目はもう終わったとして、現任期満了時に退任する意向を発表すると予想する。今回の景気後退について、バーナンキ議長に落ち度はほとんどない。だが、景気後退により、オバマ次期政権の同議長に対する信認は低下しており、議長自身も疲れきっている。後任はクリントン政権下で財務長官を務めたローレンス・サマーズ氏になるだろう。

 体制変化は世界レベルでも起こる。例えばカナダは、労働力確保と貿易拡大のため欧州との関係を強化し、不安定な米経済への依存度を低下させる方向に向かうだろう。さらに、エネルギーや資源取引の分野でも、米国と距離を置き、中国などの国との関係強化に力を注ぐだろう。中国は、経済成長は鈍化するものの、今後も世界に影響力を発揮し続けるだろう。また、ロシアのウラジーミル・プーチン首相の大統領復帰も十分にあり得る。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員