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オバマ新政権のブロードバンド戦略に期待大

技術戦略の旗振り役に「大統領選の腹心」を抜擢

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2009年1月21日(水)

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Tom Lowry (BusinessWeek誌シニアライター、ニューヨーク)
Heather Green (BusinessWeek誌、アソシエートエディター)
米国時間2009年1月13日更新 「Obama Taps Genachowski, and Tunes the FCC In to Broadband

 バラク・オバマ次期米大統領が米連邦通信委員会(FCC)の新委員長にジュリアス・ゲナコウスキー氏(46歳)を指名。オバマ次期政権下では、米国のメディア・通信技術の規制監督機関であるFCCが、これまでの政権下以上に重要な役割を果たすことになりそうだ。

 なぜそう言えるのか。第一に、ゲナコウスキー氏とオバマ次期大統領とは米ハーバード大学法科大学院時代からの長年の友人である。ゲナコウスキー氏は大統領選挙期間中、オバマ氏の腹心として、IT(情報技術)やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を駆使した支援者拡大戦略を取り仕切った。

 だが、より重要な理由は、オバマ次期政権が経済再生のための重点政策の1つとしてブロードバンド技術の普及拡大を掲げていることだ。当然、その推進役として、新委員長の率いるFCCの役割には大きな期待がかかる。

 これまでのFCC委員長の顔ぶれから見て、ゲナコウスキー氏の抜擢は異色の人選だ。歴代委員長同様、ゲナコウスキー氏は弁護士であり、過去FCCに在籍したこともある(クリントン政権下、リード・ハント元委員長の時代に首席顧問として仕えた)。だが前任者の大半が通信業界の利益代弁を専門とするワシントンの大手法律事務所で働き、ワシントンの政策インサイダーだったのに対し、ゲナコウスキー氏はニューヨークでメディア業界の幹部としてキャリアを築いた。米メディア業界の大物バリー・ディラーCEO(最高経営責任者)率いる米インターネット複合企業IACインタラクティブコープ(IACI)がニューメディア企業へと変貌を遂げる間、8年にわたり様々な管理職を務め、最近では自ら複数のベンチャーキャピタル会社を経営していた。妻はドキュメンタリー映画監督・製作者のレイチェル・ゴスリンズ氏だ。

優れたビジネス感覚を併せ持つ人物

 FCC在職時代からゲナコウスキー氏を知る米メディア大手タイムワーナー(TWX)のワシントン駐在主任ロビイストのキャロル・メルトン氏は、「ワシントン内部の人間とは異なる新たな視点をFCCにもたらすだろう」と期待する。「ゲナコウスキー氏は優れた指導力だけでなく優れたビジネス感覚も持ち合わせている。IACでもディラー氏が次々に新会社を立ち上げる間、経営の中枢で采配を振るっていた」。

 タイムワーナー傘下の米アメリカ・オンライン(AOL)のテッド・レオンシス名誉副会長も、「通信、メディア、法曹、政府、技術と幅広い分野での経験があるだけでなく、そうした経験を包括的に活用できる人物だ。様々な視点を併せ持つことによって業界を新時代に導いてくれるだろう。また、様々な業界において重要な立場で経験を積んだ人物を指揮官に迎えることで、組織に新たな息吹が吹き込まれるだろう」と語り、ゲナコウスキー氏に好意的だ。

 ゲナコウスキー氏のかつての同僚や仕事仲間は、同氏の組織管理は話し合いを重視した協調型で、問題に真っ向から取り組むことを厭わない人物だと評している。ある元同僚は、「無難な議論」を同氏は最も嫌がると語る。

 米ソフトウエア大手オラクル(ORCL)の政府公共部門担当副社長としてロビー活動を指揮し、米IT業界団体「コンピート・アメリカ」(ワシントン)の代表も務めるロバート・ホフマン氏は、かつてゲナコウスキー氏に、多数の特許専門弁護士との数時間の会議に出席するかどうかを尋ねた時のことを覚えている。ゲナコウスキー氏は、「もちろん参加するが、そんな会議よりもペンキが乾くのを眺めている方が楽しいこともある」と答えたという。

 同氏の人当たりの良さに惑わされてはいけないと指摘する者もいる。必要に応じてタフで激しい闘争心をむきだしにすることもあるからだ。今も日曜日には毎週のように、米連邦最高裁職員時代からの旧友たちとバスケットボールの試合を続けているのも、強い闘争心の表れかもしれない。加えて、IAC時代にディラーCEOのような要求の厳しい上司に8年仕えた実績が示すように、粘り強い側面もある。

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