• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

企業はオバマ大統領就任式を社員の士気向上に活用

「従業員には職場で歴史的瞬間を経験してほしい」

  • BusinessWeek

バックナンバー

2009年1月21日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Susan Berfield (BusinessWeek誌、アソシエートエディター)
米国時間2009年1月20日更新 「Inauguration: And Now, an Obama Break

 バラク・オバマ氏は既に、全米各地の職場に影響を及ぼしている。影響力は、新たな政策や規制に関するオバマ氏の公約(歓迎しているか否かにかかわらず)にとどまらない。オバマ氏の大統領就任自体が、多くの企業幹部の目にはまたとない好機と映っているのだ。各社の幹部は、1月20日の就任式がもたらす国全体の高揚感を社員の士気向上に活用しようと狙っている(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年1月15日「An Inauguration Bigger Than the Super Bowl」)。

 (もちろん党派にかかわらず)オバマ氏が大統領に就任することの歴史的意義を認めていることが大きな理由だが、一方で、昨今は従業員に期待感を持たせられるような出来事がほかにないという事情もある。

 大統領就任式の日に何らかの行事を企画している企業であっても、従業員が当日1日中怠けるとは考えていない。そもそも、就業者のほとんどは常日頃から仕事にばかり没頭しているわけではないだろう。数分間、あるいは1時間ほどの時間を仕事以外のことに費やしたとしても(好都合なことに、オバマ氏の大統領就任演説は多くの人が昼休みに入る米東部時間12時に開始予定だ)、大半の企業にとっては大した障害にはならないはずだ。特にネットサーフィンの誘惑や、毎年恒例「3月の狂乱」と呼ばれる全米大学体育協会(NCAA)大学バスケットボール選手権、さらにはギリギリまで勝敗が見えなかった2008年大統領予備選など、生産性向上を阻む日頃の様々な要因に比べれば、1日だけの大統領就任式はさしたる問題ではない。

 米チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスのジョン・チャレンジャー氏は、「大統領就任式を見たいと思っている社員にとっては、それを認められたら、むしろ生産性を向上させる効果があり、組織への忠誠心が高まる」と分析する。常日頃から生産性低下の問題に注目している管理職専門の転職斡旋会社であるチャレンジャー・グレイは、昨年、2週間にわたって開催されたNCAA大学バスケットボール選手権が社員の時間浪費により企業に及ぼした損失を約17億ドル(約1500億円)と推計している。

 「きちんと管理できれば、それは障害ではない」と論じるのは、米雇用支援サービス最大手、コムサイクのリチャード・チャイフェッツ会長兼CEO(最高経営責任者)だ。チャイフェッツ氏は、多くの労働者が自分たちの立場が弱まっていると感じている昨今、就業中に何時間もだらける可能性は低いと語る。「従業員は、自分たちに対して以前よりも厳しい目があることを認識している」。

オバマ新政権への期待感を取り込む

 米飲料食品大手ペプシコ(PEP)は大統領就任式の機会を最大限に生かそうとしている企業の1つだ。同社は「リフレッシュ」と銘打った広告キャンペーンでオバマ新政権に対する期待感を取り込もうとしている。

 ペプシコは従業員にも訴えかける取り組みを行っている。同社の広報担当デビッド・ディチェコ氏は電子メールで、「今回の大統領就任式の日に自分がどこで何をしていたかは記憶に残るだろう。我々は従業員に当社の一員として、その日の経験を共有する機会を作りたいと考えている」と述べている。

 同社のニューヨーク州パーチェス、テキサス州プレーノー、シカゴなどの各拠点では、大統領就任式を一緒に生放送で見る企画に従業員全員を招待している。ディチェコ氏によれば、会場では同社の政府担当部署の社員が就任式の解説を行うという。また従業員は大統領に関するクイズに参加することもでき、成績上位者にはボタン、バッグ、帽子、スカーフなど、ワシントンで配布される大統領就任式の記念品が贈呈される予定だ。

 首都ワシントンにほど近いメリーランド州ベセスダにある米ホテル大手マリオット・インターナショナル(MAR)の本社では、星条旗や赤・白・青の風船が終日飾られる。大統領に関する音楽の演奏もある。社内食堂では、同社広報のステファニー・ハンプトン氏が“米国の食卓を代表する料理”と呼ぶミートローフ・七面鳥・マッシュポテト・アップルパイなどが供される。星条旗のピンバッジや、トレイルミックスと呼ばれるエネルギー補給用食品(オバマ氏の好物)も従業員に配布される。

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授