• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

リーマン金融商品の損失で抗議デモ

香港の個人投資家、シティの販売責任を追及

  • BusinessWeek

バックナンバー

2009年1月29日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Bruce Einhorn (BusinessWeek誌香港支局、アジア地域担当エディター)
米国時間2009年1月21日更新 「Hong Kong Protesters Target Citi for Lehman Losses

 香港の事務職員のアレックス・チョウ氏(50歳)は、一見すると路上デモを行う活動家タイプには見えない。だが米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻後、チョウ氏は熱心な活動家に転じ、ここ1カ月間ほぼ毎日、香港セントラル地区の高層ビルに入っている米シティバンクの香港支店前で昼休みに街頭デモを行っている。地味な紺のスーツにフクロウの目のような眼鏡をかけた、いかにも真面目な会社員らしい風貌の同氏が、抗議団を指揮しているのだ。

 デモに参加しているのは、シティバンクが販売したリーマンの金融商品に投資して貯蓄の大部分を失ってしまった人々だ。「シティは、安全性の高い投資信託のようなものだと言って商品を買わせたが、実は非常に危険な投機商品だった」とチョウ氏は訴える。

 チョウ氏やその他の中流層の投資家たちは、投資の損失を取り戻そうと抗議行動を繰り広げている。デモ参加者らが陣取るのは香港でも特に人通りの多い中心街だ。通りの向かいには複数階にわたってルイ・ヴィトンの店舗が入っているビルがある。そこで拡声器を手に「シティバンクは米国の恥だ!」などと叫び、同行を「一生の蓄えを騙し取った悪魔の銀行」と非難している。

 一部の参加者はマスクで顔を隠している(チョウ氏によれば、あまりに多額の損害を被ったことを恥じているという)が、チョウ氏自身は公の場に自分の姿をさらすことを厭わない。「シティバンクを糾弾し、損害を補填させる」という大目的があるからだ。

 今のところ、デモ活動はほとんど成果を上げていない。現在、親会社の米シティグループ(C、本社:ニューヨーク)は存続のために会社分割さえ迫られている状況であり、チョウ氏らの苦情よりもはるかに重大な問題を抱えている。それでも、同行はチョウ氏らの主張を真摯に受け止め、苦情について調査したとしている。

 香港支店の広報担当キャシー・チャン氏は、「当行は顧客と既に個別に面談し、寄せられた苦情について調査を行った」と語る。結論として、「苦情内容に正当性はなかった」という。「取引はすべて適正な手続きに従って行われていた。顧客の署名もある。規定から外れた契約が行われたことを示す事実は全く見つからなかった」。

一部投資家には補償も

 しかし、シティ側の正当性はすべての取引でそれほど明確なわけではない。チャン氏によれば、同行の営業担当者が不適切な行動を取った場合、投資家への補償を行うという。補償を行った事例数や総額は公表しなかったが、同行を通じてリーマン発行の株式連動債や指数連動債に投資した「2000人未満」の投資家のうち、「現在までに500件を超える苦情」が寄せられたとチャン氏は語る。

 街頭デモを行っている人々が皆、投資経験が浅く、署名した書類の内容を理解していなかったとは思えないと同氏は主張する。「多くはかなり投資経験のある人々で、だめで元々と思いながら抗議活動をしている」。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トヨタ生産システムでは問題が出て当たり前なんですよ。

友山 茂樹 トヨタ自動車専務役員