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タイ企業がIBMと提携し、世界へ進出

FXAがトレーサビリティーソフトを開発しグローバル展開

2009年2月6日(金)

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Local firm wins global partnership with IBM

 食品の生産履歴を追跡するトレーサビリティー用のソフトを開発したタイのFXAグループが、IBMと提携し同ソフトの世界展開に乗り出す。ソフト開発会社として、IBMと世界規模の提携を実現した企業は、FXAがタイだけでなく、アジアでも初めて。

 それだけに、この提携はFXAだけでなく、タイのソフトウエア産業に対する世界の認知度を上げる絶好の機会として注目を集めている。

 FXAの創業は7年前。同社は、タイのプログラマーたちが集まって、食品産業に特化し、食品を原料段階から加工、貯蔵、流通段階に至るまで、生産履歴を徹底して追跡できるソフト開発を目指して立ち上げた。

 このほどバンコクで、このソフトを世界展開するために提携したことを発表した両社によると、IBMの「インフォスフィア・トレーサビリティー・サーバー」というソフトをFXAのソフト「オプスマート(OpsSmart)」に組み込めば、食品メーカーは川上から川下の流通までサプライチェーンすべての段階で、製品の安全性を大きく向上させることが可能になるという。

 IBMは海外市場での販売を担当することになっており、これによりFXAは同ソフトの海外販売を一気に実現できるというわけだ。

 IBMの新興市場向け事業戦略の責任者を務めるポール・チャン氏によると、米多国籍企業の間ではこの2年間で食品トレーサビリティーに対する関心が急速に高まっているという。IBMは5年に及ぶ研究・開発を重ね2006年12月、インフォスフィア・トレーサビリティー・サーバーの発売に漕ぎ着けた。そして今回、FXAを巻き込むことで「食品トレーサビリティー市場でのIBMの競争力をさらに強化するのが狙いだ」と話す。

食品の流れをすべて把握するソフト

 食品のトレーサビリティーソフトの開発は容易ではない。安全性に対する消費者の関心の高まりに加えて、政府による安全基準の厳格化、業界による品質向上への取り組みなど課題が山積しているためだ。生産履歴の追跡が可能になることで、食品メーカーによる自社製品に関する情報開示の動きも活発化している。

 「国境を越えて海外から入ってくる食品が増えるにつれ、消費者は自分が食べる食品について、素材が生産地でどう育てられ、どう加工・管理され食卓まで届いたのか、流通過程も含めた情報を求めるようになっている」とチャン氏は指摘する。

 インフォスフィアとオプスマートを合体させたソフトの登場で、生産者やパッケージ業者、流通・販売業者など、食品の生産にかかわるすべての関係者がパソコン上のウェブサイトを通じて、瞬時に生産や流通過程でのデータを共有、交換できるようになる。つまり、上流から下流へ、あるいは下流から上流へと必要な情報が効率的に流れるようになる。何より重要なのは、食品の安全や流通に欠かせない情報の共有が可能になることだ。

 「ユーザーは、インフォスフィアを組み込んだオプスマートと、バーコード記録とインターネットさえあれば、畑からお皿の上に載るまでの食品の流れすべてを把握でき、どの段階の生産履歴についても簡単に知ることができる」とチャン氏はつけ加える。

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