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ダボス会議、BusinessWeek編集長が得た教訓

群衆心理には要注意、現在の問題に対処せよ

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2009年2月7日(土)

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Stephen J. Adler(BusinessWeek編集長)
米国時間2009年2月1日更新 「At Davos, Beware the Tide of Groupthink

 ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)では、思いがけないところから教訓が得られることがある。

 今年のダボス会議は4日目までの日程を終えたところだ(開催期間は5日間)。4日間の演説、パネル会議、参加者との会話、パーティー会場、記者説明会などから感じ取った主なメッセージは、以下のようなものだった。

 1. 誰もが愚かにも金融危機を予見できなかった。この危機を予見したエコノミストが4人ほどいたが、彼らの発言や予測には耳を傾ける必要がある。
 2. 民間企業が世界経済を駄目にした。もはや民間企業は信頼できない。
 3. 政府の役割の重要性が増しており、規制は望ましい。
 4. これらの結論は適正で、今後何年たっても変わらない。

 しかし、私はこうした認識ではなく、以下のような教訓を得た。

 1.一般常識と群集心理には要注意。
 2.過去の複雑な事象を簡潔に解き明かす説明には疑念を持て。
 3.人間の将来の行動に関する自信に満ちた予想は特に疑ってかかれ。
 4.過去に起こってしまった手遅れの問題ではなく現在の問題に対処せよ。

 我々の多くが、現在世界が直面している金融危機の深刻な事態を予見できなかったのは事実だ。BusinessWeekの記者を含め多くのジャーナリストが、危険な住宅ローン、住宅市場の崩壊、金融システムの過剰なレバレッジに警鐘を鳴らす記事を執筆してはいた。また、多くのエコノミストや財界首脳もバブルが起きていることに気づいており、いつか崩壊する危険を認識していた。

 だが、常に予想不可能な人間の心理や行動をはじめ、多種多様な不確実要素が複雑に絡み合っていたため、危機の全貌と発生時期を正確に予測するには、優れた見識だけでなく運に味方してもらう必要があった(実際、我々は単に運がよかっただけかもしれない)。

 我々は、現在の危機をもたらした原因の一部については理解している。だが気晴らしのため、また悪者探しやわずかな英雄探しのために、話を単純化して、分かったつもりになっているのではないだろうか。

 学ぶべきことはまだたくさんある。今回の危機のように複雑な事象を深く探求するには、懐疑的な視点や謙虚な姿勢が大いに求められるのだ。

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