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アマゾンの電子書籍端末「新型キンドル」の実力

“書籍界のiPod”にはなれない?

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2009年2月17日(火)

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Douglas MacMillan (BusinessWeekスタッフライター、ニューヨーク)
米国時間2009年2月10日更新 「Amazon's Kindle 2: No iPod for Books

 待望の新製品発表の場で、CEO(最高経営責任者)が意気揚々とプレゼンテーションを進め、有名人がサプライズゲストとして登場する――。

 米アマゾン・ドット・コム(AMZN)が2月9日に開催した電子書籍端末「Kindle(キンドル)2」の発表会は、消費者向け電子機器で大ヒットを放った米アップル(AAPL)を彷彿させた。米調査会社NPDグループの消費者製品担当アナリスト、ロス・ルービン氏は、「iPod(アイポッド)の発表会の演出を思い起こした」と話す。

 だが、アップルに似ていたのは演出だけだ。アマゾンが書籍界に挑む姿勢を、アップルが音楽界に挑んだ姿勢になぞらえる見方もあるかもしれない。だがアナリストらは、今回登場した最新版のキンドルは、白いデザインこそしゃれているが、書籍界のiPodにはならないと明言する。

 アマゾンは今回の最新版キンドルで、アップルがデジタル音楽の世界を一変させたように、書籍界にセンセーションを巻き起こす気はないようだ。米調査会社ガートナー(IT)のアナリスト、バン・べーカー氏は、「アマゾンは、書籍界はいずれ電子化へ向かうと確信しており、その時に市場で存在感を示したいと考えているのではないか」と話す。

 また、アマゾンとしては、電子書籍事業に対する積極的な姿勢をあまり前面に打ち出すのは避けたいところだ。キンドル2の価格を初代機と同じ359ドルにしたことにその点が如実に表れている。「当分この小売価格を維持することもあり得る。人気が爆発することはなさそうだ」とべーカー氏は予測する。

今後の値下げはあるか?

 これまでにキンドルがどの程度売れたのか、アマゾンはデータを公表していない。しかしアナリストらは、それなりの収益を上げていると見る。米シティグループ(C)のアナリスト、マーク・マヘイニー氏は2月2日、2008年のキンドルの販売台数を50万台と推測した。キンドル向けの無線サービスを手がける米スプリント・ネクステル(S)から明らかになった、装置の有効化の件数から割り出した数字だ。

 これが正しいとすると、キンドルの売上高は約1億5300万ドル(約137億円)となる。総売上高が192億ドル(約1兆7280億円)に及ぶアマゾン全体から見ると1%足らずだが、キンドルを採算の取れる事業にするという意味では十分な数字だと、アナリストらは分析する。

 マヘイニー氏は、2010年までにキンドル関連の売上高は最大12億ドル(約1080億円)に達する可能性があると予測していた。ただしこれは、キンドル2の登場時に価格が298ドルに下がるという事前予想に基づく数字だ。

 だが、実際には値下げはなかった。マヘイニー氏はその理由を、元の価格で初代機を注文済みの消費者がある程度いたからではないかと推測している。しかし、値下げもそう遠くないうちに実施されるかもしれない。「今後6~12カ月間に価格が下げられると思う」と同氏は話す。

 もっとも、アマゾンとしては痛し痒しの面がある。

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