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マイクロソフト、携帯事業で巻き返しなるか?

新端末「Windows phone(ウィンドウズ・フォン)」の普及を狙う

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2009年2月17日(火)

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Peter Burrows (BusinessWeek誌シニアライター、シリコンバレー)
米国時間2009年2月10日更新 「Can Microsoft Catch Up in Mobile?

 米マイクロソフト(MSFT)の経営陣は長年、パソコンとインターネット、携帯電話の間でシームレスに情報を共有できる構想を温めてきた。だが、その構想実現へ向けた進歩は、少なくともこれまでは、ほとんど見られなかった。

 マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)は2月16日、スペインのバルセロナで開催される世界最大級のモバイル関連展示会「Mobile World Congress(モバイル・ワールド・コングレス)」の会場で、同社のモバイル戦略の大幅な見直しを発表する。

 新しい計画の一部は、単にこの分野での後れを取り戻すためのものだ。例えば、マイクロソフトのOS搭載の携帯電話ユーザー向けに、各種ツールやゲームなどのアプリケーションのダウンロードサービスを提供するオンライン・アプリケーションストアの開設を発表する見通しだ。

 米アップル(AAPL)は昨年7月に「App Store(アップ・ストア)」を開設、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM、RIMM)やフィンランドのノキア(NOK)なども独自のサービス計画を発表している。

 そのほか、「My Phone(マイ・フォン)」という新サービスの提供も発表が予定されている。これは、携帯電話ユーザーが自分専用のウェブサイトと写真や連絡先、動画などのファイルを自動的に同期化し、後でそのファイルにパソコンなどのインターネット接続可能な機器からアクセスできるサービスである。

 だがマイクロソフトには、今後1年半の間に、新端末の「Windows phone(ウィンドウズ・フォン)」を開発し、個人向け携帯端末の新たな主流にしたいとの思惑もある。これまで同社は、携帯電話用OS「Windows Mobile(ウィンドウズ・モバイル)」を韓国のサムスン電子や英ソニー・エリクソンといった携帯端末メーカーへ供給し、端末は各メーカーが独自のブランドと戦略の下で販売してきた。現在マイクロソフトは、ウィンドウズ・フォンを、ウィンドウズOS搭載パソコンとの親和性が高い最も賢明な選択肢としてユーザーに認知させたいと考えている。

 マイクロソフトのモバイル通信事業部マーケティング担当責任者トッド・ピーターズ氏は、一大広告キャンペーンの実施を念頭に、「ウィンドウズ・ブランドで相乗効果を得ることを目指す。将来的には、消費者にウィンドウズ・フォンを指名買いしてもらえるようにしたい」と語る。

 そうなれば状況は確実に変化するだろう。マイクロソフトは、いわゆる「スマートフォン(多機能携帯電話)」事業にいち早く乗り出したものの、ウィンドウズ・モバイルのブランド認知度は、アップルの「iPhone(アイフォーン)」やRIMの「BlackBerry(ブラックベリー)」、あるいは米パーム(PALM)の製品ほど高くはない。

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