• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

英プレミアリーグ、チームを手放す投資家

上位チームは依然として“人気ブランド”

  • BusinessWeek

バックナンバー

2009年2月25日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Mark Scott (BusinessWeek誌、ロンドン支局記者)
米国時間2009年2月17日更新 「Soccer Clubs: Big Money, Growing Woes

 2007年、米国の富豪ジョージ・ジレット氏とトム・ヒックス氏は、イングランドで最大級の規模と経済力を持つサッカークラブチーム、リバプールを3億1000万ドル(約295億円)で買収、スポーツ投資の先陣を切った。当時は借り入れも容易だったため、5億ドル(約475億円)の融資を受け、新たな巨大スタジアムの建設資金とチームの運営費に充てた。投資回収の見通しは明るかった。

 だが、世界的な信用収縮で計算に狂いが生じた。新スタジアム建設は延期、5億ドルの返済を6カ月先延ばしすることになった。それでも、2009年7月には再び支払い期日がやってくる。目下の経済状況での借り換えは困難と判断した両氏は、中東の富豪へのクラブ売却を模索している。7億ドル(約665億円)で売却が成立すれば十分元は取れる計算だ。

投資家の「サッカー離れ」

 多額のカネが動くプロサッカーの世界では最近、こうしたことが珍しくなくなってきた。昨年の収益は2億7000万ドル(約257億円)を超えたものの、リバプールの資金難は欧州のクラブチーム、特に高い収益性を誇るイングランド・プレミアリーグ(EPL)ではありふれた話題となっている(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年9月2日「英プレミアリーグ、躍進の理由」)。

 サッカーは世界有数の人気スポーツではあるが、選手年俸の高騰、企業スポンサー契約の先行き不透明感、世界経済の悪化などを考えると、クラブチームの保有に二の足を踏む投資家も多い。

 一部のオーナーは、経済的圧力からチームの保有が困難な状況に陥っている。目下EPLの下位に低迷するポーツマスのオーナーで、ロシア系フランス人の富豪アレクサンドル・ガイダマク氏は、8500万ドル(約81億円)でチームを売却する意向だ。同じく経営難に陥っているニューカッスル・ユナイテッドのオーナー、マイク・アシュリー氏は買い手を探したが見つからず、売却を断念している。

 ほかにも、ロンドンを本拠地とするウェストハム・ユナイテッドを保有するアイスランドの実業家で、2008年に事実上経営破綻に陥り国有化されたアイスランドのランズバンキ銀行の大株主ビョルゴルファー・グドムンドソン氏も、遠からずチーム売却に動くのではとの噂が飛び交っている。

 ウォール街で有名なジョークをもじって言うなら、「ひと財産築くには、まず大金を手にしてサッカークラブを買収すること」といった状況だ。

上位チームに投資が集中

 サッカーへの投資にうまみがなくなったわけではない。事実、米デロイト・コンサルティングが発表した2007~08年シーズンの世界サッカークラブ収入ランキングによると、上位20位までを独占する欧州クラブチームの総収入は前シーズンから6%増え、10年前の3倍の49億ドル(約4655億円)に達した。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

環境の変化にきちんと対応して、本来提供すべき信頼されるサービスを持続できる環境を作り出さなければならない。

ヤマトホールディングス社長 山内 雅喜氏