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米GM、欧州市場から撤退か?

傘下のサーブは破綻、オペルは売却も視野に

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2009年2月27日(金)

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David Welch (BusinessWeek誌、デトロイト支局長)
Jack Ewing (BusinessWeek誌、欧州担当エディター)
米国時間2009年2月20日更新 「Will GM Abandon Europe?

 世界的ブランドの相次ぐ買収で肥大化した米ゼネラル・モーターズ(GM)。その解体が始まった。GM傘下のスウェーデンの自動車メーカー、サーブが2月20日、会社更生法の適用を申請。今後はGMから独立して再生を目指すことになる。

 さらにGMは、欧州第5位の独オペルについても、売却を含めた様々な可能性を模索している。同社が米財務省に経営再建計画を提出した2月17日、フレデリック・ヘンダーソン社長兼COO(最高執行責任者)は、オペルについてはあらゆる選択肢を検討中だと述べた。

「準大手メーカー」に成り下がる?

 結果的にGMは、大幅な事業縮小に追い込まれることになりそうだ。それは国内各地の工場を相次いで閉鎖している北米に限ったことではなく、世界規模で不採算事業からの撤退を進めている。オペル、サーブのほかにも、北米ブランドの一部も削減する方針で、これを実施するとGMの年間販売台数は、乗用車とトラック合わせて約650万台と、2007年の940万台及び2008年の840万台からさらなる縮小が見込まれる。

 あくまで仮定の話だが、オペルを手放すとなれば、GMは北米事業を維持すると同時に、中国やそのほかのアジア地域、インド、ロシア、南米などの新興市場に「シボレー」「ビュイック」「キャデラック」など残った国際ブランドを集中投下していくことになるだろう。

 米オート・トレンズ・コンサルティング(ニュージャージー州ショートヒルズ)のジョー・フィリッピ代表は、「欧州市場を失ったら、GMは準大手メーカーに成り下がる」と指摘する。

 投資家のGM離れにも歯止めがかからない。2月20日の同社株の終値は11.5%安の1.77ドルと大きく値を下げ、時価総額は約10億ドル(約950億円)にまで減少している。

 サーブの分離・再建手続きは既に始まっている。GMはサーブを分離したうえで、スウェーデン政府に資金援助を要請。一方スウェーデンの裁判所は、サーブを引き継ぐ投資家や、資金援助してくれるその他の債権者を探している。3カ月以内に新たな買い手や資金調達先が見つからなければ、事業清算もあり得る。

 サーブの2008年の世界販売台数はわずか9万3000台に過ぎず、同社の分離はGMにとって大した痛手ではない。分離・独立が実現すれば、GM傘下企業としてのサーブの20年近い歴史に終止符が打たれることになる。GMは1990年にサーブの50%を買収、2000年に完全子会社化した。

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