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中国は大丈夫か[65]門外不出、リチウム電池が動いた~中国は世界の工場(6)

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2009年3月10日(火)

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 「世界の工場」。このキーワードが広く使われるきっかけとなったのが、2000年11月に掲載された特集記事「気が付けば 中国は世界の工場」である。テレビ、洗濯機、冷蔵庫など、すでに世界シェアトップの中国製品が数多くある実態から、大きく変わりつつある中国企業の姿まで、現地取材を敢行して描いた。

* * *

2000年11月27日号より

 1999年の中国の輸出額は3年前から5兆円増え21兆円に急伸した。この年、日本は4兆8754億円もの中国製品を輸入。中国は初めて欧州連合(EU)を抜き、米国に次ぐ対日輸出国に躍り出た。気が付けば、中国は「世界の工場」になっていたのだ。米国に情報技術(IT)で先行を許したうえ、製造業の優位性まで中国に奪われてしまうのか。日本の21世紀は、中国との付き合い方にかかっている。

(谷口 徹也、田原 真司、山崎 良兵)

ハイテク
――中国生産待ったなし度 7

 コンピューター、半導体、携帯電話などのハイテク分野では、まだはっきり言って国際的な競争力を持つ中国メーカーは育っていない。だが、この分野で日本企業が優位にあるのかというとそうではない。むしろ欧米勢が大幅に先行している。巨大市場で対峙するのは、中国企業に限らないのだ。

グローバル競争の縮図になっている

 例えば携帯電話ではノキア、モトローラ、エリクソンの3社がシェア上位を独占している。コンピューターや情報システムでは米IBMが高シェアを確保。ソフトウエア開発でも米インテル、モトローラなどが好待遇で優秀な技術者を囲い込み、成長している。

 最大の激戦区は携帯電話だ。上海とその近郊の蘇州、無錫など、いわゆる長江デルタ地帯には、欧米メーカーを中心に携帯電話関連の工場が数多く集積し、さながらグローバル競争の縮図になっている。

 背景にあるのは、世界に類を見ない中国の市場規模だ。中国の携帯電話の加入者数は1999年末で4324万人。2000年の1年間にさらに2500万人が新たに加入すると予想されている。2005年には中国の携帯電話の加入者数は3億人に達する見込みだ。

中国の携帯電話加入者数の推移

 巨大市場を狙ってノキアやモトローラが早い時期から中国に携帯電話の生産拠点を設けたのは、「中国で勝利することが世界で勝つための必要条件になる」(モトローラ)からだ。中国でのコスト・品質競争の覇者は、そこから世界市場に輸出しても極めて高い競争力を確保するのは間違いない。

 中国ハイテク産業の質の高さも携帯電話が証明する。携帯電話は半導体、液晶、精密部品を高密度に実装したいわば「ハイテク部品の固まり」。携帯電話が作れるならどんなハイテク機器も作れると言っても過言ではない。

ソニーはリチウム2次電池を生産

 1996年に蘇州に工場を構えた電子機器開発・製造受託の世界最大手、米ソレクトロン。99年度は前年の8倍に売上高が急伸した。成長の牽引車は携帯電話などの通信機器。「予想を大幅に上回る売り上げの伸びもさることながら、生産技術、品質面でも世界最高水準の域にある」。ソレクトロン蘇州事業所の陳文祥総経理は自信のほどを披露する。

 ハイテク生産拠点としての中国の重要性に気付いた日本勢は、今、戦略を急転換し始めた。長江デルタ地帯で、堰を切ったように液晶や半導体などの工場建設に乗り出した。

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