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国賓巡る韓国高級ホテルの争奪戦

クリントン国務長官がグランドハイアットに宿泊した理由

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2009年3月6日(金)

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韓国を2月19日に訪問したヒラリー・クリントン米国務長官――。滞在した3日間、宿泊したホテルは、漢江(ハンガン)が見渡せるグランドハイアット・ソウルだった。クリントン国務長官一行がこのホテルを選んだ理由は、一にも安全、二にも安全を重視した結果だったという。山頂に立てられているため、周りに高層ビルがなく、狙撃される危険性も低いという点が高く評価された。

 韓国外交通商部の式典担当者は「米国政府が滞在するホテルを決める時、最も重視するのがテロに対する安全性の確保だ」と話す。この関係者は「今回も先発隊が先に韓国に着き、危険な要素がないかを確認。そのうえで、米国大使館、韓国に駐留する米国第8軍及び現地の警備担当などが合意し、最終許可が下された」と言う。

 今回のように米国の国賓が来訪する時は、ホテルの全客室を貸し切ることが多い。ホテルは当然、国賓が泊まる客室番号や階数は極秘にする。それほど米国が安全確保に神経を遣っているからだ。

 国賓やVIPが韓国を訪問する際、高級ホテルは激しい受注競争を繰り広げる。どのVIPが宿泊するかにより、そのホテルの格が変わってくるからだ。外国の国賓がよく利用する高級ホテルはロッテ、新羅、ウェスティン朝鮮、グランドハイアットなどがある。江南(ガンナム)にあるインターコンチネンタルやインペリアル・パレスなどは、政府庁舎から遠いとの理由で、国賓の宿泊は比較的少ない。その代わり、歌手や俳優など、芸能界VIPが数多く利用する。

ホテル選びには様々な基準が適用される

 まず、選ぶ基準は訪問の目的によって変わる。招請による国賓の訪問なのか、業務による訪問なのかで、ホテルを決める主体も変わる。政府による招待であると同時に、外交通商部が担当する業務のための訪問の場合は、駐韓大使館が主導権を握る。国賓の訪問でも、どこに泊まるかの最終判断は駐韓大使館が下すのだ。

 今回のクリントン国務長官の場合も、米国大使館の推薦によりグランドハイアット・ソウルが最終的に選ばれたそうだ。ただ、韓国政府の方では、青瓦台との距離やホテルの設備などを考慮して、ソウル市内にある高級ホテルをいくつか選び、その中で毎日、泊まるホテルを替えることを勧めている。

 従ってホテルはどこも外交通商部、大使館と親密な関係を構築することに必死だ。各ホテルが政府や大使館との渉外を専門とする従業員を抱えているのもそのためだ。通常、支配人クラスの従業員がその役割を担う。彼らの主な仕事は、販促と業界動向の把握だ。大使館と外交通商部を頻繁に訪問し、関連情報を入手し、関係者に会う。仕事と関係のない行事にも積極的に顔を出して人脈をつくる。英会話をこなせることは勿論、相手国の言語や政治、経済動向まで知らなければならない。

 ある高級ホテルの関係者は「主要国の大使館ごとに担当者を配置し、主要人物のスケジュールを把握する。財界人の場合は、金融、IT(情報技術)、電子など業界別に情報を管理している」と明かす。

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