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政府支援にすがる中国車メーカー

海外市場縮小の最中、輸出目標を引き上げ

  • 経済観察報

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2009年3月10日(火)

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経済観察報記者 / 耿慧麗

金融危機の影響を受け、昨年は中国の独自ブランド車(外資との合弁ではなく、中国メーカーが独自に開発・生産し、自社ブランドで販売する自動車)の多くが輸出目標を達成できず、期待外れに終わった。今年も海外市場の開拓が極めて難しい状況であることに変わりはない。

 ところが、輸出拡大にかける独自ブランド車メーカーの情熱は冷める様子がない。(旧暦の)新年早々、各社が意欲満々で海外市場に打って出るとのニュースが相次いで報じられている。例えば、奇瑞汽車はアルゼンチンに年産10万台規模の組み立て工場を建設、長城汽車は欧米を除く海外の“農村市場”に進出、比亜迪汽車(BYD)は今年の輸出台数を倍増、力帆汽車はアジア太平洋市場を開拓するという。


昨年13万5000台輸出した奇瑞汽車は今年、15万6000台、できれば22万5000台という強気の輸出目標を掲げる。写真は2008年の北京モーターショー
クレジット:佐渡多真子

 独自ブランド車メーカーは、「海外市場の需要が縮小しているため、今年の輸出環境は厳しさを増す」と強調している。その一方で、高い輸出目標を設定し、海外市場開拓に力を入れるという。まるで自己矛盾しているように見える行動の背景には、メーカーの複雑な算盤勘定がある。

欧米市場に攻め込む絶好のチャンス?

 例えば、欧米メーカーが戦線を縮小している今こそ、中国メーカーにとって「(先行する競争相手を)カーブで追い抜く」千載一遇のチャンスであるという思惑がある。だが(この時期にあえて高い輸出目標を掲げる)最大の要因は、中国政府による自動車輸出の奨励政策がメーカーの意欲を底上げしていることだ。

 輸出奨励政策に突き動かされ、独自ブランド車メーカーの輸出目標は高くなる一方だ。昨年13万5000台を輸出した奇瑞汽車は、今年は15万6000台という目標を掲げた。同社の社内では、「15万6000万台は必ず達成し、19万5000台を狙い、できれば22万5000台を目指せ」とハッパをかけている。

 長城汽車では、昨年の輸出が5万5000台だったのに対し、今年は8万台を計画している。同社の幹部によれば、今年は13モデルの新車を発売する計画であり、「8万台でも控え目な目標」だという。

 華晨汽車の輸出目標は4万台。「今はまさに欧米市場に攻め込む絶好のチャンスだ」と、同社の海外事業部門の関係者は話す。

 吉利汽車はまだ具体的な輸出目標を公表していない。だが、昨年は海外市場での販売を前年比80%近く増やし、今年は(国内販売を含む)吉利全体で25%増を目標に掲げている。そこから考えれば、今年の輸出目標が低かろうはずはない。

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