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パソコンの価格破壊が止まらない

新規顧客獲得のチャンスではあるが…

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2009年3月17日(火)

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Olga Kharif (BusinessWeek.com記者、オレゴン州ポートランド)
米国時間2009年3月10日更新 「How Low Can PC Prices Go?

 米テキサス州ダラスに住むジム・ワール氏が1995年に初めてパソコンを買った時、値段は2500ドルだった。だが昨年12月、調達担当マネジャーの同氏が娘さんに買い与えた米ヒューレット・パッカード(HP、HPQ)製のノートパソコンの値段は、わずか600ドルだった。「昔はパソコンの購入には一大決心が必要だった。今では、車のタイヤの方がノートパソコンより高い」と同氏は話す。

 もちろん、パソコンの価格は徐々に下がっていくものだ。だが、通常は年5%のペースで下がるところ、ここ数カ月はそれを大幅に上回る急激な価格下落が続いている。米調査会社IDCによると、2008年の第4四半期だけでも、パソコンの平均販売価格は14.3%下落した。過去15年間を見ても、インターネットバブル崩壊に伴って2001年第4四半期に記録した14.5%に次ぐ下げ幅だという。

 しかも、今後はさらに右肩下がりとなる可能性がある。世界的な景気後退の中で消費者が支出を切り詰め、低価格の小型パソコン「ネットブック」が人気を集めていることから、大規模な価格破壊が起きる可能性がある。

 米コンサルティング会社エンダール・グループの社長、ロブ・エンダール氏は、「まだ底は打っていない。価格は今年いっぱい下がり続ける」と話す。米市場調査会社アイサプライのアナリスト、マシュー・ウィルキンス氏は、2009年の平均価格は、ノートパソコンが10%、デスクトップパソコンが15%、それぞれ落ち込むと予測している。

わずか250ドルで買えるネットブック

 価格の下落が激化する中、IT(情報技術)業界の勢力図にも変化が生じる可能性がある。これまで以上に高性能なコンピューターが1000ドル足らずで購入できるほか、ネットブックに至ってはわずか250ドル程度の製品もあり、一般消費者や企業ユーザーにとってはうれしい限りだ。

 だがIT企業は、価格下落で窮地に立っている。米デル(DELL)や中国レノボなどのパソコンメーカーは、特価品を熱心に探す消費者を相手に悪戦苦闘している。

 メモリーチップやモニターなどの部品メーカーも、事情は一緒だ。パソコン業界の2大巨頭である米インテル(INTC)と米マイクロソフト(MSFT)ですら、業界の変化に合わせて戦略を軌道修正しつつある(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年2月12日「Windows and Intel, Kings of the PC: Divided They Fall?」)。

コメント2件コメント/レビュー

このまま仮想化が進歩すれば、ディスプレイと通信機能さえあればよし、ということになってネットブック以下になる可能性もあったりして、と密かに期待しています。なんか、大昔のホストコンピュータに戻ってるみたいです。会社用PCなんかは、そのほうが管理コストも安くつくんですよね。(2009/03/17)

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このまま仮想化が進歩すれば、ディスプレイと通信機能さえあればよし、ということになってネットブック以下になる可能性もあったりして、と密かに期待しています。なんか、大昔のホストコンピュータに戻ってるみたいです。会社用PCなんかは、そのほうが管理コストも安くつくんですよね。(2009/03/17)

冒頭の「タイヤの方が高い」っていうのは全くその通り。つまりタイヤも値下げの余地があるのではないか?もしくはタイヤ業界のように、PCメーカーも社数が減り、メーカーと消費者お互いが生存可能な売価へ修練していくのではないか、3年ぐらいかけて。(2009/03/17)

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