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中国の輸出、世界的不況で大ブレーキ

内需拡大にはさらなる財政支出が必要か

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2009年3月19日(木)

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Frederik Balfour (BusinessWeek誌アジア特派員、香港)
米国時間2009年3月11日更新 「Recession Slams Chinese Exports Again

 世界的不況の下、かつて隆盛を誇った中国輸出産業の低迷が深刻化している。中国経済の不振ぶりは、中国政府が3月11日に発表した最新の輸出統計からもうかがえる。この統計によると、中国の輸出高は、1月の前年同月比17.5%減に続き、2月も同25.7%減と、大方のアナリストの予想を超える落ち込みを見せ、米メリルリンチの調査リポートでも「惨憺たる数字」と酷評された。

 海外の経済情勢を考えれば、3月の輸出統計でも大した改善は見込めない。3月11日の上海株式相場は、ほかのアジア市場が前日の米国市場の反発を受けて急伸する中、0.91%下落した。

 輸出の不振で、中国政府が掲げる今年の経済成長目標の達成はかなりおぼつかなくなってきた。温家宝首相は、3月5日に北京で開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の冒頭演説で、8%の経済成長率は達成可能との見解を示した(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年3月6日「No New China Stimulus but Investors Remain Hopeful」)。

 だが、多くの外部エコノミストはそれほど楽観視していない。国際通貨基金(IMF)は今年の中国の経済成長率を6.7%程度と予測。エコノミストの中には、さらに厳しい予測をする向きもある。

 貿易統計が発表された同日には、予想外の輸出急減の影にかすんでしまったが、朗報も1つあった。中国国家統計局が発表した今年1~2月の固定資産投資が、前年同期比で26.5%の増加となったのだ。昨年11月に発表された4兆元(約58兆円)の景気刺激策の一環として、政府がインフラ投資を増強したことが功を奏した格好だ(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年11月9日「China Unveils Major Stimulus to Economy」)。

インフレは沈静化

 だが、今のところ、民間部門の投資に回復の兆しはほとんど認められない。大半の企業が、新規設備投資に対して慎重な姿勢を崩していないためだ。実際、一部のアナリストは、今年に入り、金融緩和で拡大した銀行融資が株式投機に充てられていると指摘。事実、上海株式相場は年初来17%以上上昇している(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2009年3月13日「中国株、実体なき高騰?」)。

 その一方で、中国経済は物価下落という問題にも直面している。1年前には、食料品やエネルギー価格の高騰でインフレ率は2ケタに達していた。それが今ではインフレは完全に沈静化し、2月の消費者物価指数は、前年同月比で1.75%下落した。

 だが、米銀大手JPモルガン・チェース(JPM)中国証券市場部(香港)の董事総経理兼主席、李晶(ジン・ウーリッチ)氏は、さらなる物価下落の期待感は消費者の買い控えにつながり、デフレは好ましいものではないとリポートで指摘している。

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