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独フォルクスワーゲン、中国にますます傾注

金融危機でも投資拡大、2018年に200万台目指す

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2009年3月23日(月)

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経済観察報記者 / 周潔

2018年にトヨタ自動車を追い抜き、1000万台規模を生産販売して「世界一」の称号を手に入れる――。この目標を達成するため、独フォルクスワーゲン(VW)は中国市場での基盤強化に余念がない。

 2月26日、フォルクスワーゲングループ・チャイナ(VWチャイナ)は、2018年までの10カ年計画「ストラテジー2018」を発表した。その目標は、中国での販売台数を可能な限り速く倍増させることだ。

 昨年、VWチャイナの販売台数は102万4000台に達した。これを倍増させるには、少なくとも200万台を販売しなければならない。

 そのために、今年と来年は「VW」「シュコダ」「アウディ」ブランドの新車を年間10モデル以上投入し、その後も少なくとも毎年4モデルを発売する。販売拠点も倍増させる。

 最新技術導入のペースも加速する。例えば、2010年には大連で新世代変速機「7速DSG(ダイレクト・シフト・ギアボックス)」を搭載するモデルの現地生産を開始する。将来はハイブリッド車関連の最新技術も中国に導入する計画だ。

中国での販売台数がドイツを抜く

 中国の自動車市場は昨年後半から伸び悩んでおり、将来の見通しは立ちにくい。そのような状況にもかかわらず、VWは中国への重点投資を続け、10カ年の長期戦略計画を打ち出した。中国市場の将来に対するVWの自信のほどがうかがえる。

 それは、VWのグローバル戦略の中で中国が重要な地位を占めていることと無関係ではない。ドイツ本国での2008年の販売台数は、前年比0.4%増106万台だった。これに対し、中国では同12.5%増の102万4000台を販売した。VWにとって今年、中国が世界最大の市場になるのは確実だ。

 今から30年前、VWは中国政府からの技術移転の要請に応じるとともに、直接出資による合弁会社(編集部注:1978年から交渉を始め、84年に発足した上海汽車との合弁会社「上海フォルクスワーゲン(上海VW)」を指す)を設立した唯一の外資系自動車メーカーだった。

 中国市場に進出後の累計販売台数は730万台を超え、国内の総累計販売台数の28%を占める。投資額は累計68億ユーロ(約8840億円)に上り、中国自動車産業の総投資額の20%に達する。昨年時点で中国で販売している車種は44モデルあり、うち26モデルは中国の消費者の好みに合わせて改良された専用車種だった。

 このように中国に深く根を下ろしたVWは、国際的な市場環境の急変に直面しても、中国事業の拡大を加速し続ける以外に道はない。

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