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香港ディズニーランドの前途に暗雲

拡張計画が中止、「上海ディズニーランド」との競争も

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2009年3月25日(水)

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Frederik Balfour (BusinessWeek誌アジア特派員、香港)
Bruce Einhorn (BusinessWeek誌香港支局、アジア地域担当エディター)
米国時間2009年3月17日更新 「Hong Kong Disneyland's Future Is in Danger

 「夢の国」として知られるディズニーランドだが、香港ディズニーランドには人を引きつける魔法の力が少々足りないようだ。米ウォルト・ディズニー(DIS、本社:米カリフォルニア州バーバンク)と香港特別行政区政府の共同出資で設立された香港ディズニーランドは、ディズニーにとって大きな収益が期待できる中国市場進出への足掛かりとなるはずだった。

 だが2005年9月の開業以来、業績は悪化の一途を辿っている。世界に5つあるディズニーテーマパークのうちで最も規模が小さく(BusinessWeek.comの記事を参照:2005年9月13日「Disney's Not-So-Magic New Kingdom」)、来園者の中には、狭すぎてもう一度来る気にならないとの不満の声もある(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年12月11日「A Modest Boost for Hong Kong Disneyland」)。

 そんな香港ディズニーランドが今、また新たな困難に直面している。ディズニー本社が、長らく待ち望まれた拡張計画の中止を表明したのだ。同社は3月16日、起死回生を賭けた拡張計画への出資について香港政府と合意に至らなかったとして、香港での人員削減に踏み切るとの声明を発表。「先行きの不透明さから、拡張計画に関するすべての企画・設計作業を即時中断せざるを得ない」とし、担当者である“イマジニア”30人を解雇し、最低限必要な10人だけを残すという。

 開業以来、建設計画への出資を巡って香港政府は多くの非難を浴びてきた。初期費用29億ドル(約2800億円)の80%以上を負担したにもかかわらず、合弁会社の持ち株比率は57%にとどまり、残りの43%をディズニー側が保有しているからだ。

 観光業界選出の謝偉俊(ポール・ツェ)香港立法会(議会)議員は、「香港ディズニーランドは当初からなにかと物議を醸してきた。政府は多額の出資を行ったにもかかわらずごく限られた支配権しか持たない。しかもこの2年間、業績は低迷したままだ。これでは香港市民の理解は得られない」と指摘する。

狭すぎる敷地

 拡張計画の撤回はパークの存続自体を脅かしかねない。香港ディズニーランドはわずか126ヘクタールの敷地面積に、「ファンタジーランド」「トゥモローランド」「アドベンチャーランド」「メインストリートUSA」の4つのテーマランドと、ホテルが2軒あるだけだ。

 香港ディズニーランドの金民豪(アンドリュー・カム)CEO(最高経営責任者)は、ディズニーランドの成功には拡張が不可欠だと主張してきた。米コカ・コーラ(KO)からディズニーに移籍して間もない昨年9月にも、報道陣に対し、用地の半分がまだ空いており、拡張の余地は十分あると語っている。

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