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不況を切り抜け昇進した女性役員たち

“最初”より“最高”を目指します

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2009年3月25日(水)

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 「水にぬれた枯れ葉のように」──
 最近のサラリーマンたちの合言葉だ。会社からリストラされないように「息をひそめながら、身をすくめていろ」という意味にも取れる。そんな世相の中、むしろ徹底して実力を武器とし、堂々と昇進する人たちがいる。

 特に女性役員たちが注目を集めている。西洋でも「ガラスの天井」という言葉があるくらい、いまだ男女差別が残る業界において、最近昇進した韓国内外の企業の女性役員たちの共通点は、実力で正面から勝負していることだ。

 そこで新進気鋭の3人の女性役員を紹介し、どのように実力を発揮し昇進を果たしているのか、また女性としての哀歓、優位点について探っていこう。

国内派を短所でなく強みとする

 今年初頭に韓国ベイン・アンド・カンパニー代表に昇格したキム・ヨニ氏(43歳、グローバルディレクター)には、社内で「女性初」という枕詞がついて回る。2002年、世界大手のコンサルティング会社の中で初めて韓国出身の女性パートナーに選ばれ、最近では業界初の女性ディレクターに選ばれた、といった具合だ。

韓国ベイン・アンド・カンパニーのキム・ヨニ代表。1966年生まれ。ソウル大学経営学科、ソウル大学経営大学院を卒業。92年、ベイン入社、2009年から代表・グローバルディレクターに昇格

 コンサルティング会社のパートナーは、自社株などを保有する役員を意味する。その中でもディレクターはパートナーの上位職。共同経営をする最高職位と言える。現在、ベインには全世界で約3100人のコンサルタントがいる。その内、パートナーは450人、ディレクターは70人余り。そして、ディレクター級の女性はまだ10人にも満たない。キム氏の代表昇進は、韓国はもちろん世界的にも大きな意味がある。

 特にキム代表が注目されるのは、国外のMBA(経営学修士)を取得しておらず、韓国の大学出身者という点だ。キム代表は学歴について「ベインに入社して今年で17年目。入社当初は外国の大学出身者が主流でした。しかし、韓国企業の分析は韓国で勉強したコンサルタントの方が有利だと判断しました。韓国味噌のテンジャンのことは韓国人が一番よく知っています。それと同じことです」と話す。さらに「学歴の次は実力が重要だと思いました。特に苦労させられた顧客企業こそが、実は先生だと思うことであきらめず、努力を続けられました」と言う。

 一方、キム代表は自らを「人気のない人」と言う。仕事に関しては「白を黒」とは言えない真っすぐな性格なので、誤解されることもしばしばあったからだ。しかしそんな性格が、企業の病気を診断して処方箋を書くにはむしろプラスになった。

 米週刊誌「The New Yorker」のマルコム・グラッドウェル記者が著書『Outliers(アウトライアーズ)』で、「航空機事故の主な原因の1つが、副機長が問題を確認しながらも機長に指摘できないため」と記しているように、意思疎通がきちんとできていなければ、結局仕事をしくじることになる。その点、キム代表には少なくとも意思の疎通が問題になることはなかった。

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