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タタ・モーターズ、20万円車の夢の代償

話題の最安車「ナノ」をついに発売も利益は期待薄

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2009年3月28日(土)

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Mehul Srivastava (BusinessWeek誌記者、ニューデリー)
米国時間2009年3月23日更新 「At Last, Tata Motors' $2,000 Nano

 インドのタタ・モーターズ(TTM)の新車発売は、予定通りとはいかなかった。予定から約半年遅れでようやく発売にこぎつけたものの、2000ドル(約20万円)の小型車「NANO(ナノ)」が納車されるのは7月以降になる見通しだ。5人乗りのナノの生産工場はまだ建設中で、超低価格が災いし、当面は大した利益も見込めない。

 それでも、構想から6年、親会社タタ・グループを率いるラタン・タタ会長は3月23日、世界有数の成長を遂げるインド自動車市場での世界最廉価車ナノの近日発売をついに発表した。タタ・グループが37%の株式を保有するタタ・モーターズは、初回生産分10万台の購入者を抽選で決める予定だ。ムンバイで記者会見したタタ会長は、「私たちは(超低価格車実現の)約束をし、そしてその約束を守った」と語った。

 紆余曲折はあったものの、インド最大の自動車メーカー、タタ・モーターズにとって、ナノプロジェクトが目覚ましい成功であることに変わりはない。タタ会長が2003年に10万ルピー(現在の約2000ドル)車の発売を公約して以来、世界中の大手競合他社も同様の低価格車開発に乗り出している。

 インドでは、ナノは国が定めた安全・排出ガス基準にすべて適合。反響の大きさから販売への期待は大きく高まっており、インドの自動車ディーラーは年初来、他車種の在庫を処分し、ナノの展示用スペースの確保を始めている。

 現在、タタ・モーターズにとっての問題は、投資家がナノを歓迎するかどうかだ。

期待感を抑制

 アナリストの多くは、ナノがタタ・モーターズのブランド力を高めるのは確かだが、当面、収益増にはつながらないと見ている。

 最も楽観的なアナリスト予想では、今年の利益は昨年の80億ドル(約8000億円)から3%の増加が見込まれている。だが、ナノが利益を生むには年間生産台数が35万台に達する必要があり、向こう3年間は利益が出ないはずだと、インド投資会社インディア・インフォライン(IIFL.BO)のアナリスト、ジャーティン・チャウラ氏は語る。

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