• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ホンダ、“心が読める”ロボットを開発

人が頭で考えるとASIMOが動く

  • BusinessWeek

バックナンバー

2009年4月7日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)
米国時間2009年3月31日更新 「From Honda, a Mind-Reading Robot

 ホンダ(HMC)が斬新な技術の開発を進めている。といっても、次の新型車に搭載するようなものではなく、頭の中で思い浮かべたイメージだけでロボットを制御する技術だ。

 同社は3月31日、東京で記者会見を開催し、人間の脳の活動を読み取り、その指令通りに2足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」を動作させる装置を発表。4種類の動作の指令を90%の正答率で認識できるという(このように、脳の活動を読み取り、ロボットなどの機械を制御する技術のことを「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」という)。

 今回発表されたBMI技術は、ホンダの子会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン、国際電気通信基礎技術研究所、島津製作所が共同開発した「非侵襲型」と呼ばれるタイプで、脳内に電極を埋め込んだりせず、特別な訓練も必要ない。アシモを操作するには、極秘構造の大型装置につながっている特殊なヘルメットを装着する。これは、脳波計(EEG)と近赤外光脳計測装置(NIRS)という2つの機器を使って、脳の活動を測定する仕組みになっている。

 この技術の特徴は、脳内の電気信号を計測するEEGと、脳の血流変化を計測するNIRSを併用する点にある。数時間の準備作業を経れば、右手、左手、足、舌のいずれか1つを動かす様子を頭の中で思い浮かべるだけで、アシモがその部位を実際に動かす(ただしアシモには舌はないため、代わりに右手を口に持っていく)。

 従来のシステムで用いていた機能的核磁気共鳴画像(fMRI)という技術では、伝えたい動作を思い浮かべるだけでなく、実際にその動作を行う必要があった。しかし今回の技術はfMRIよりもはるかに正確で、しかも人体に対する装置の締め付けが少ないため、扱いもラクだという。

驚きに包まれた記者会見の参加者

 ホンダはいずれこの技術を発展させて、買い物袋を両手に抱えたままで車のトランクを開けさせたり、暑さや寒さを感じた時にエアコンを作動させたり、家庭用ロボットに家事の指令を出したりといった実用化につなげたいと考えている。

 記者会見の中で、ホンダ・リサーチ・インスティチュートのシニアサイエンティスト、岡部達哉氏は、「皿洗いから手が離せない時、頭の中で念じるだけで、植木の水やりをロボットに行わせることも可能だ」と述べ、会見の参加者たちの目を見張らせた。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リストラなどつらい経験もありましたが、多くの山に登ったことで、別の景色が見えやすくなりました。

吉田 秀俊 VAIO社長