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観光都市パリ、遠のく客足

ホテルや外食産業は危機的状況

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2009年4月8日(水)

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Tiffany Stecker (BusinessWeek誌、パリ支局記者)
米国時間2009年3月31日更新 「Paris Tourism Feels the Economic Chill

 仏パリ、モンマルトルの丘の麓、クリシー大通りで土産物店を営むアミール・メジーヌさんは追い詰められている。昨年来、売り上げは30%も落ち込み、客足は鈍く、財布の紐も固くなった。

 メジーヌさんは品揃えを見直し、トレーナーや額装した複製画などの高額商品をやめて、エッフェル塔のキーホルダーやパリの老舗キャバレー「ムーラン・ルージュ(赤い風車)」のマグネットなど安価な小物を置くようにしたが、それも効果はない。「どう対応したらいいのか」とメジーヌさんはため息をつく。

 世界一の観光都市パリにも、世界的な観光不況の波が急速に押し寄せている。パリにある2つの空港の2月の海外旅客到着数は前年同月比で8.1%減少し、ホテルの客室稼働率も10%低下。エッフェル塔を訪れる観光客も昨年来7%減少した(米商務省によると、2008年の米国から欧州への渡航者数は全体で7%減)。

 年間132億ドル(約1兆3200億円)規模に上り、市民の12.1%が従事するホテルや飲食店をはじめとする観光関連業界への打撃は大きい。ホテル経営者の業界団体ロテルリ・ファミリアルの理事長、ベルトラン・ルクール氏は「壊滅的な事態」と危機感を隠さない。

客足が遠のくホテルやレストラン

 減っているのは観光客だけではない。ビジネス客については、かなり以前から会議や見本市の予定が多く入っていたおかげで、昨年はなんとか持ちこたえたが、今では減少に転じている。

 「2月は全くどうなることかと思った」と漏らすのは、ヴァンセンヌの森近くで95年の歴史を誇るビジネスホテル「スポール・ホテル」を経営するジェラール・クロ氏だ。2月の客室稼働率は前年同月比で10%落ち込んだという。

 飲食店も打撃を受けている。高級ブティックが軒を連ねるフォーブール・サントノレ通り近くでカフェ「クープ・ドール」を経営するカトリーヌ・カスタニエさんは、「観光客はおろか、富裕層さえ大幅に減っている」と言い、店の売り上げは昨年来20%減少したという。

 市内屈指の高級レストランの中にも、手頃な値段の単品料理や定額のセットメニューを用意する店が現れている。

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