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iPhone、インドで大苦戦のワケ

中国市場進出のよい教訓となるか

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2009年4月9日(木)

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Mehul Srivastava (BusinessWeek誌記者、ニューデリー)
米国時間2009年4月1日更新 「Apple's iPhone, an Indian Flop, Prepares for China

 近年まれに見る大きな話題となった携帯電話端末を、世界でも特に成長著しい携帯市場で発売すれば、爆発的に売れそうなものだ。

 しかしインドでは違った。英ボーダフォン(VOD)とインドの携帯事業者バーティ・エアテル(BRTI.BO)が昨年8月から米アップル(AAPL)の「iPhone(アイフォーン)」の取り扱いを開始したものの、全国あちこちの販売店で、売れ残りの在庫が山積みになっているのだ。

 アップルは国別の販売台数を発表していないが、アナリストらの推計では、インドでのアイフォーンの正規販売台数は2万台にも達しておらず、バーティ・エアテルのある幹部もこれを認めている。あまり派手な宣伝をしていないボーダフォンの販売台数はさらに少ないとアナリストらは推測している。

 闇市場では定価の700ドルの半値程度でアイフォーンを買えるが、インドの税関当局者によると、その上乗せ分も1万5000台程度だという。アイフォーンが登場した昨年8月以降、インドの携帯事業者各社が獲得した新規契約者は約2000万人に上り、それに比べると、これは取るに足らない数字だ。

 アップルの誤算はどこにあったのか。米国でのアイフォーン発売から約2年。うまみのあるインド市場で同機種が浸透しなかったことは、アップルにとって今後の中国進出に向けたよい教訓になるかもしれない。世界的不況で米国などの先進国の市場成長が鈍る中、現在も成長が続くアジアの両大国で多少なりとも成果が上がれば、アップルにはプラスとなるはずだ。

 アップルによると、アイフォーンと「iPod touch(アイポッド・タッチ)」は、発売開始以来の通算販売台数が3000万台に及ぶ。だが、世界全体での売れ行きは既に減速しつつあるようだ。

 米銀大手JPモルガン・チェース(JPM)のアナリスト、マーク・モスコウィッツ氏は3月5日、今年1~3月期のアイフォーンの販売台数予測を、約385万台から341万台へと引き下げた。同氏は顧客向け文書の中で、「当社の予備的調査によれば、『Mac(マック)』とアイフォーンの売上台数は、我々の事前予想を下回る傾向にあった」と述べている。

 アップルは、インドでいくつかの大きな壁にぶつかっている。その1つが、地元消費者に根強い人気があるフィンランドのノキア(NOK)という強敵の存在だ。インドの携帯市場では、ノキアが圧倒的優位を誇る。スマートフォン分野でも第1位の座にあり、市場シェアは約40%を占める。

アイフォーン3台分の費用で車が買える

 もう1つのアイフォーンのネックはその価格にあり、インド中流層の消費者でさえ簡単には手が出せない。米市場調査会社アイサプライ(本社カリフォルニア州エルセグンド)の試算によると、アイフォーンの製造原価は175ドル足らずだが、インドでは、アップルとバーティ・エアテルの双方とも、約700ドルという価格に固執している。これに対し、米国では、通信事業者である米AT&T(T)と2年契約を結べば、199ドルでアイフォーンが手に入る。

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