• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「ヨガ、原則禁止!」マレーシア対インド、イスラムの見解割れる

  • 白土 晴一

バックナンバー

2009年4月14日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 フィットネスはどの国でも人気がある話題だが、栄枯盛衰の激しい分野でもある。世界中で新しいものが次々と生まれているが、あっという間に廃れてしまうものも多い。

 もちろん、中には長く人気を保ち、多くの支持を得て世界中で受容されるようになったフィットネスもある。ジョギングやエアロビクス、太極拳などは、そうしたグルーバルなフィットネスの地位を確立したと言っていいだろう。

 古代インドが起源とされるヨガも、そうしたフィットネスの一つであろう。もともとヨガはヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教の修行や思想の様々な概念を含んだ言葉であったが、現代では修行法に伴う瞑想や呼吸、姿勢などを示すことが多い。

 近年、世界中に普及しているのは、インド発祥のこうした伝統的なヨガに、近代的な運動学や生理学の概念を加えて発展させたもので、体に過度な負担を掛けない運動や精神を安定させる呼吸法として、欧米を中心に愛好者を増やしている。

フィットネスの世界で起こった文化摩擦

 特にアメリカでは、なんらかに形でヨガを行った者が1600万人もいるという推定もあるほど広く普及しており、ニューヨークの医療機関「ベス・イスラエル医療センター」では、リラクゼーションや痛みの緩和を目的に、ガン患者にヨガを行ってもらう試みが行われるなど、医療やリハビリの分野でも取り入れられるようになってきている。


【Cancer Patients Practice Yoga in New York Hospital】
(アメリカVOA videoニュースのYouTubeチャンネル)
あくまで実験的な導入だが、86人のガン患者が一日6時間のヨガを行った。ガンそのもの治療ということではなく、患者の生活の質を改善させるという部分に重点が行われている。

 経済成長で海外の文化が流入している中国でも、若い女性を中心にヨガの人気は急成長している。

 4年前にインドから移り住んだヨガ指導者ヨギ・モハンの教室は、わずかの期間で40以上の支部と数千人のインストラクターを抱えるほどの盛況を見せている。


【China's political economy of Yoga - 14 Jan 08】
(アルジャジーラのYouTubeチャンネル)
フィットネスの受け入れられ方は、日本も中国もあまり変わりがないように見える。一定の経済成長を経た国は、「豊かさ」の次に「健康」を渇望するようになるのだろうか。

 こうしたフィットネスとしてのヨガへの興味は、洋の東西を問わず、万国共通のようにも見える。

 しかし、健康をどう考えるかは、文化や宗教によってそれぞれが異なる見解を持っているものである。単なるフィットネスであったとしても、文化摩擦が起こってしまう可能性もあるのだ。

 去年から、マレーシアでフィットネスの筈のヨガを巡って、ある騒動が巻き起こっている。

「世界を小窓から ~設定考証マンが覗いた国際社会のあれこれ」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

(マンションの即日完売という)異常な状況が、普通のところに戻ってきたのです。

沓掛 英二 野村不動産ホールディングス社長