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楽観と悲観が交錯するサムスン電子の今後

メモリー事業、液晶(LCD)事業は予想を上回る好調ぶりを見せるが

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2009年4月15日(水)

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「今年はサムスン電子が創立40周年を迎える意義深い年だ。10年前の創立30周年当時、当社が外貨危機を克服して世界の一流企業に駆け上がったように、今回も役員一同が初心に戻り、超一流企業として位置づけられるよう最善を尽くそう」

イ・ユヌ(李潤雨)サムスン電子 副会長(写真:毎日経済新聞社提供)

 サムスン電子副会長のイ・ユヌ(李潤雨)氏は、今年の株主総会でこう切り出した。そして、「今年は危機を乗り越えるべく生存競争力の確保に経営力を集中させると同時に、今後の成長のために力を拡充し、チャンスを真っ先に掴むことに総力を傾ける」とつけ加えた。

 サムスン電子は韓国を代表する企業だけに、韓国経済に占める比重は大きい。そのため、世界的不況の余波を受け、韓国経済と同様、サムスン電子に対する見通しもこれまでは悲観的な内容が多かった。今年上半期はもちろん、今年中の赤字脱出は難しいと言われていた。東部証券のイ・ミニ主席研究委員も、「不況による需要の減少で第2四半期まで赤字が続くとの見方が多かった」と言う。

 しかし、ここへきて悲観的見通しを払拭させる兆しが出てきた。半導体事業でNAND(ナンド)型フラッシュメモリーが予想以上に好調で、携帯電話やLCD(液晶ディスプレー)などの生産稼働率も悪くない。DRAM(パソコンなどに使う半導体メモリー)メーカーの再編も、同分野で1位のサムスン電子にとってはむしろ好材料だとの意見が多いのだ。

 ここへきて実際、証券各社はサムスン電子が第2四半期には営業黒字を出すだろうとの報告書を相次いで発表。これに伴い、妥当と見なす株価水準である「目標株価」も上げている。

 ウリ投資証券はこのほど、第2四半期には月によっては黒字もあり得るとしてサムスン電子の目標株価を59万ウォンから65万ウォンに引き上げた。ハナ大投証券は目標株価こそ60万ウォンを維持したが、中・長期的には上昇する可能性が高いと評価した。

 証券アナリストが1月末時点に予想したサムスン電子の第1四半期の決算は6274億ウォンの赤字だった。しかし最近は、その予想赤字幅が5346億ウォンに減り、第2四半期には1022億ウォンまで赤字幅がさらに縮小される見通しだ。

 市場評価がこのように変わったのは、主力事業部門の実績が想定していたほど悪くなかったことがある。

半導体及びLCD市況は予想より良好

 NH投資証券のソ・ウォンソク研究員は、「最も心配されていた半導体事業部門が、業界再編が起きたおかげで想定したほど悪化しなかったうえ、携帯電話やLCD事業もウォン安に助けられ、第1四半期に比べ今後は改善が見込めそうだ」と話す。

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