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米クライスラー、金融機関との交渉はこう着状態

今月末までに伊フィアットとの提携合意は可能か

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2009年4月15日(水)

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David Welch (BusinessWeek誌デトロイト支局長)
David Kiley (BusinessWeek誌、デトロイト支局上級記者)
米国時間2009年4月8日更新 「Chrysler and Its Bankers in a Standoff

 米クライスラー、米財務省、金融機関の3者が、往年のマカロニウエスタン(イタリア製西部劇)さながらの、三すくみのにらみ合いを続けている。

 関係筋によれば、クライスラーの取引金融機関は先週、クライスラーの債務70億ドル(約7000億円)のうち60億ドル(約6000億円)を株式、残りの10億ドル(約1000億円)を新たな担保付き債務と交換するという財務省案を退けた。

 クライスラーと伊自動車大手フィアット(FIA.MI)との資本提携は、債務交換交渉に失敗したり、全米自動車労組(UAW)からさらなる譲歩を得られなかったりする場合には、実現しない(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年4月2日「How Fiat's Marchionne Can Help Chrysler」)。フィアットとの提携合意に達しなければ、財務省は、破綻回避に必要な60億ドルの追加融資を行わない方針だ。

 債務交換交渉では、財務省が主導権を握っている。交渉筋によれば、財務省は直接、金融機関に案を提示、現金と株式の提案額について妥協しないという強硬な姿勢を示した。

 今月末までに当事者間の交渉がまとまらなければ追加融資は実施されず、資金が枯渇したクライスラーは経営破綻に至るだろう。

 現在、クライスラーと、同社筆頭株主である米プライベートエクイティ(未公開株)投資ファンドのサーベラス・キャピタル・マネジメント、財務省、それに米銀大手JPモルガン・チェース(JPM)、同シティグループ(C)、米証券大手モルガン・スタンレー(MS)、同ゴールドマン・サックス(GS)などの債権者グループとの間では、債務70億ドルの大半を株式に交換する交渉が続いている。また、クライスラーはUAWからも大きな譲歩を引き出さなければならない。

 合意には、クライスラー破綻回避の猶予期限である今月末までかかるかもしれない。クライスラーは、金融機関やUAWとの交渉の詳細について口を閉ざしたままだ。クライスラーのジム・プレス社長はインタビューの中で、「どの交渉相手とも有意義な協議が進んでいる。希望はある」と述べている。

大きな決断を迫られる金融機関

 財務省は3月31日、クライスラーにフィアットとの資本提携をまとめるための交渉期間として30日間の猶予を与えた。フィアットは提携の条件として、クライスラーの財務体質の健全化を要求している。それには、クライスラーが金融機関との交渉で債務を圧縮することと、UAWへの拠出金100億ドル(約1兆円)の半分を株式で、半分を現金で受け取る案をUAWに了承させることが必要だ。

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