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ゴールドマンの業績回復は本物か?

変わらないその秘密主義

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2009年4月28日(火)

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Matthew Goldstein (BusinessWeek誌、シニアライター))
米国時間2009年4月21日更新 「Goldman: The Same as It Ever Was

 米証券大手ゴールドマン・サックス(GS)のロイド・ブランクファイン会長兼CEO(最高経営責任者)が、伝説の英ロックバンド、レッド・ツェッペリンの大ファンかどうかは不明だ。だが、同社の第1四半期決算の発表を見ると、レッド・ツェッペリンの1973年の名曲「The Song Remains the Same(いつも変わらない調べ――邦題「永遠の詩」)」というタイトルを思い出す。

 なぜなら、ゴールドマンが第1四半期決算で予想を上回る18億1000万ドル(約1800億円)の利益を計上した今週(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年4月18日「Strong Banks, Big Problem?」)、同社の経営方針はほとんど変化していないことが明白になってきたからだ。我が道を進む姿勢を崩さず、莫大な利益をどのように上げているのかを投資家にほとんど説明していないのだ。

 実際、ブランクファインCEOが米政府に返済したがっている100億ドル(約9800億円)の公的資金や、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)への公的資金注入によってAIGから返済を受けた130億ドル(約1兆2700億円)、政府保証債の発行で調達した300億ドル(約2兆9400億円)を除けば、ゴールドマンはまるで金融危機などなかったかのごとく振る舞っている。開示内容に関して言えば、ゴールドマンは堅く閉ざされたブラックボックス同然で、投資家はほとんど盲目的に同社を信頼するしかない。

最悪の業績だった12月を決算から除外

 ゴールドマンの決算報告の「取り残された1カ月」が物議を醸している。同社は四半期決算報告体制を暦年通りの伝統的なものへと移行したため、昨年12月の最悪の業績を第1四半期決算に含めなかった。決算報告のプレスリリースでは、12月に計上した7億8000万ドル(約760億円)の損失を決算から除外した理由さえ説明していない。ただ、12ページに及ぶリリースの内部に「2008年12月26日終了月の業績」と題した表を載せているのみだ。とは言うものの、決算報告の電話会議では12月の業績についての説明があった。

 しかし、より重大なのは、各事業部門の業績の詳細な内訳を説明する「決算補足資料」を、ゴールドマンが開示しなかった点だろう。世界的な大手金融機関は、一般的に決算報告で分厚い補足資料を開示している。経済記者やアナリスト、投資家は、そうした補足資料に注目することで、四半期の業績内容の真相に迫ることができる。

 例えば、米銀大手JPモルガン・チェース(JPM)は4月16日の決算発表で、通常の15ページの決算報告を開示しただけでなく、40ページにわたる決算補足資料と23ページの投資家向けプレゼンテーションをウェブサイトに掲載した。

 ゴールドマンはこのような情報を開示していない。

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