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2018年、アジア上位10社入りを目指すロッテ

後継者は、海外事業強化を打ち出す重光昭夫副会長か

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2009年5月21日(木)

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ロッテグループの系列会社役員400人は3月4日、「2018年ロッテ・グループ・ビジョン発表会」に出席するため、小公洞(ソゴンドン)にあるロッテホテルに集まった。ロッテにとって、創立以来、10年後のビジョンを立て、それを大々的に発表するというのは初めてのことだ。

2018年のビジョンを発表した重光武雄(シン・ギョクホ)会長の次男、シン・ドンビン副会長

 ビジョン発表会を最初から最後まで取り仕切ったのが重光昭夫(シン・ドンビン 重光武雄会長の次男)副会長だ。ドンビン副会長は10年後のビジョン策定に当たり、ボストンコンサルティンググループ(BCG)の力を借りた。BCGとの協議を基に、ロッテグループの今後の成長戦略を系列会社とも議論し、系列会社ごとに10年後の売上高目標を報告させた。

 その合計が160兆~170兆ウォン(約12兆2100億~12兆9800億円)だったことからドンビン副会長は、2018年のグループの売上高目標をもう一段の成長を目指して200兆ウォン(約15兆2700億円)に決定した。これをもって、「2018年にはアジアのグローバル企業トップ10」入りを目指すというのがこのほど発表したビジョンの核心だ。

 ガムを売って10ウォン(約0.76円)ずつ儲けてきた企業が、サムスンやトヨタ自動車などアジアを代表する企業と肩を並べようという野心を公にしたのである。

ビジョン発表を次男にまかせた理由

 重光武雄(シン・ギョクホ)会長は奇数月は韓国にいるが、偶数月は日本に帰る。3月は韓国にいるはずの月だが、重光会長がビジョン発表会に参加しなかったのはロッテグループの今後を背負っていくのはドンビン副会長であることを示すための配慮だったと言われている。

 それだけではない。ロッテグループの政策本部は4月、全系列会社にドンビン副会長が発表した「2018年ビジョン」を額に入れて配った。この額が、三十数年前に重光会長が作ったロッテグループの訓辞と経営方針が書かれた額と掛け替えられたのだ。

ロッテグループ各社においては4月以降、1970年代に重光武雄会長が書いた訓辞の額(上)がドンビン副会長が決めた2018年のビジョン及び経営方針を書いた額(下)に掛け替えられた

 1970年代に重光会長が創案したグループの訓辞は、筆で「愛、自由、豊穣を指向するロッテ」という言葉の下に、漢字で「正直、奉仕、情熱」と書かれている。新しい額は2つあり、1つは今回設定したビジョンである「2018年 アジアグローバル企業トップ10」と書かれており、もう1つには、ドンビン副会長が考えた新たな経営方針が書かれている。

 

 革新力の強化、現場経営、人材育成、ブランド経営を核心的価値として、顧客中心、創意、協力、責任感、熱情の言葉が掲げられている。新しい経営方針及び核心的価値はビジョン発表会で明らかにされたものだ。

 世界同時不況にもかかわらず、ロッテグループがここへきて積極的に投資先を探しているのも2018年のビジョンを達成するためだ。ロッテグループの2008年度の売上高が41兆ウォン(約3兆1300億円)強。10年で200兆ウォンという5倍の成長を実現するには、グローバル企業へと変身することが不可欠だ。

海外事業の強化が不可欠

 そのため同グループでは、2008年度にグループ全体の売上高41兆ウォンの4.5%しかなかった海外事業(売上高にして2兆ウォン)の比率を2018年には20~30%に高める計画だ。つまり、2018年には海外事業の売上高を40兆~60兆ウォンに拡大させなければならないということだ。

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