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米フェースブック、事業拡大へ準備万端

ロシア企業から2億ドルの資金を調達

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2009年6月2日(火)

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Spencer E. Ante (BusinessWeek誌副編集長)
米国時間2009年5月26日更新 「From Russia With Love: Facebook Lands $200 Million

 5月26日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)最大手の米フェースブックが、ロシアのインターネット関連投資会社デジタル・スカイ・テクノロジーズ(DST)から2億ドル(約192億円)の出資を受けることを発表。数カ月にわたって続いた資金調達を巡る噂にようやく終止符が打たれた(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年3月26日「Facebook Is Hunting for More Money」)。

 DSTはフェースブックの企業価値を100億ドル(約9600億円)と評価。出資の見返りとして、同社の全株式の1.96%に当たる優先株を取得する。

 フェースブックが大規模な増資を行うのは、2007年末に米マイクロソフト(MSFT)からの出資を受けて以来となる。当時、マイクロソフトはフェースブックの企業価値を150億ドル(約1兆7000億円:当時)と評価し、全株式の1.6%を2億4000万ドル(約274億円:当時)で取得した(BusinessWeek.comの記事を参照:2007年10月25日「Microsoft and Facebook Hook Up」)。

 DSTはさらに、少なくとも1億ドル(約96億円)相当の普通株をフェースブックの現従業員または元従業員から購入する予定だ。フェースブックの従業員は、会社が株式を公開する、または買収される前に、所有する同社株を売却する機会を得ることになる。

 DSTの共同創業者であるユーリ・ミルナー氏はBusinessWeekの取材に対し、普通株の購入はフェースブックへの出資の前提条件ではなく、「別個の取引」だと述べた。両社は今夏、株式買い取り計画の詳細を発表する予定だ。

「戦略変更はない」とザッカーバーグ氏

 フェースブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は取材で、今回の出資金を「よいバッファー」になるととらえており、既存事業ではなく、新規事業への拡大に充てるつもりだと説明。「(今回の出資金は)事業拡大の際に役立つだろう。今回の評価額には満足している。追加資金は、データセンターの構築や企業買収など新たな事業の開拓に使える」と述べた。さらに、売り上げも伸びていることから、今回調達する資金の具体的な用途は決まっていないとつけ加えた。

 フェースブックのシェリル・サンドバーグCOO(最高執行責任者)はつい4月に、増資の必要はないと述べていた(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年4月8日「Sheryl Sandberg on Facebook's Future」)。

 この1年間、ほとんどの企業が事業拡大に慎重な姿勢を見せる中で、フェースブックは事業拡大計画を積極的に推進してきた(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年11月20日「Facebook's Land Grab in the Face of a Downturn」)。だがザッカーバーグCEOは、今回の増資は「何ら戦略の変更を示すものではない」と語り、戦略変更に備えたものとの見方を否定した。

 ザッカーバーグCEOは、新規株式公開(IPO)の予定が当面無いことも繰り返し強調。「多くのベンチャー企業にとってIPOこそがゴールだと考えられているようだが、当社にはそれは当てはまらない。我々にとってIPOは一里塚に過ぎず、近い将来に実施する予定もなければ、急ぐ必要もないと思っている。いずれ時機が来れば上場する」と述べた。

インターネット企業への投資を数多く手がけるDST

 ザッカーバーグCEOは、出資受け入れ発表後の電話会見で、フェースブックの今年の予想売上高について、前年比70%増との見通しも繰り返した。だが、現在の不況下でそれほど大幅な増収を果たせるか、懐疑的な見方をするアナリストもいる。

 例えば、米調査会社eマーケターは、フェースブックの主要な収入源である国際広告事業の収益を、昨年の2億5000万ドル(約240億円)から20%増の3億ドル(約290億円)と試算する。「どこから(70%の)増収を得るつもりなのか。広告事業だけでは到底無理だ。ザッカーバーグ氏は新たな収入源を密かに用意しているか、正気でないかのどちらかだ」と、eマーケターの上級アナリスト、デブラ・アホ・ウィリアムソン氏は言う。

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