• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

インド市場に賭ける自動車メーカー各社

市場の伸びは鈍化するも、「ナノ」登場で小型車に熱い視線

  • business today

バックナンバー

2009年6月5日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Searching for growth

独フォルクスワーゲン(VW)がムンバイ南のプネに立ち上げた新工場は4月下旬、本格稼働に向けて大わらわだった。小型車「シュコダ ファビア」の5月発売に向け、エンジニアたちはボディーを磨き上げ、最終的な性能テスト、ケーブルの調整などにまるでミツバチのように飛び回っていた。

 「需要が伸びているインドは、当社にとって重要な市場だ。この工場では主にインド市場向けに3車種を生産する予定だ」とVWインディアのジョルグ・ミュラー社長は話す。現時点の生産台数はまだ少ないが、フル稼働すれば年間11万台の生産が可能になり、来年には人気の小型車「ポロ」のハッチバックも発売する予定だ。

 世界的な景気後退と自動車販売の不振をよそに、インドではVWをはじめ多くの外資系自動車メーカーが工場を拡張し、新型車を投入している。既に事業基盤を確立している大手のスズキ・マルチ・インディアや韓国・現代自動車は例外として、比較的最近インド市場に参入してきた外資系メーカーの論拠は単純明快だ。つまり、インドはホットな自動車市場であり、この先も大きな可能性が期待できる、というものだ。

 インドの中間層の経済力は高まっており、欧米の中流層ほど景気後退から厳しい影響を受けていない。

総生産台数は4~5年で倍増する見込み

 「経済成長に伴い国民1人当たりの所得が増加し、自動車保有台数も拡大する」。監査法人アーンスト・アンド・ヤングのパートナーで自動車部門担当の国内責任者ラケシュ・バトラは言う。外資系メーカー各社が最近発表した増産計画を合わせると、年間生産能力は102万台増えることになる。タタ・モーターズなど国産メーカーが見込んでいる将来的な生産能力も足し合わせると、インド国内の自動車生産台数は今後4~5年に優に倍増する可能性がある。

 部品を含めた自動車産業全体で見ると、外国から流入する直接投資額では6位。海外からの累計投資額は1468億ルピー(約2994億円)に達する。数年前には海外直接投資額でトップ10にも入っていなかったことを考えると、著しい躍進ぶりだ。

 全自動車メーカーにとって、インド市場が戦略上、不可欠なのは明らかだ。本国で生き残りをかけた闘いを繰り広げている米ゼネラル・モーターズ(GM)でさえ昨年9月、プネ近郊のタレガオンに年間生産能力14万台の新工場を立ち上げた。GMはインドの2工場とバンガロールの技術センターに既に10億ドル(約950億円)以上を投じており、今年は新型車を3つも投入する計画だ。

 「グローバルな金融危機は世界中のメーカーに影響を及ぼすだろう。だが、当社の拡張計画に変更はない。インドでも景気低迷が続けば目標達成に計画より時間がかかることはあり得るが、GMはここにとどまり続ける」と、GMインディアのカール・スライム社長は話す。

コメント0

「インド発 Business Today」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員