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「万里のファイアウオール」に抵抗する

中国政府のネット検閲をくぐり抜ける利用者たち

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2009年6月10日(水)

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Joel Schectman (BusinessWeek誌インターン)
米国時間2009年6月3日更新 「Countering China's Internet Censors

 1989年に起きた天安門事件から20年。その節目の日が近づくと、問題視するウェブサイトに中国政府がアクセス制限をする一方で、中国のインターネット利用者は、検閲の裏をかく“抜け道”を見つけ出した。アクセスが規制されたサイトを閲覧したり、ネット上の通信内容を隠すための技術を提供する企業は、この1カ月間で需要が急増しているという。

 天安門事件が起こった6月4日が近づき、中国政府は様々なウェブサイトやウェブサービスの規制を行っている。米グーグル(GOOG)傘下の動画サイト「YouTube(ユーチューブ)」や、米マイクロブログサイト「Twitter(ツイッター)」がアクセス不能になったほか、米マイクロソフト(MSFT)の最新検索エンジン「Bing(ビング)」も、中国からの接続が遮断された(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年5月28日「Is Qi Lu Microsoft's Search Engine Savior?」)。

 さらに、4万件以上のブログが接続不能に陥ったり、中国の大手検索サイト百度(バイドゥ、BIDU)から削除されたりしている。

 シンガポールのソフトウエア開発会社グローバル・ウェブ・セキュリティーのマーケティング部長アレックス・ミラー氏は、北京の事務所で電話取材に応じ、「5月以降、大規模なネット規制が相次いで行われた。非常に深刻な状況だ」と語った。

 グローバル・ウェブ・セキュリティーは、電子メールを暗号化して、メッセージ内容を政府やハッカーに解読されないようにするソフトウエアを開発している。ミラー氏によれば、同社のウェブサイトへの訪問者数は、政府による規制強化が始まった3月下旬から増え始め、最近になって急増したという。「政府が今回のような規制を行い、情報を制限し始めると、人々はプライバシーを守りたいと考えるようになる。当社の事業にとっては、現状は願ってもない好機だ」(同氏)。

政府が神経を尖らせるSNS

 インターネット利用者もあの手この手で禁止サイトを閲覧している。その1つに、接続が規制されているウェブサイトのIPアドレスを隠蔽するプロキシーサーバーソフトウエアを利用する方法がある。

 中国当局による検閲の回避を目的として特別に設計されたソフトウエア「Freegate(フリーゲート)」を開発した米ダイナミック・インターネット・テクノロジーでは、先週1週間で中国からのダウンロード数が20%増加したという。同社のビル・シャ社長は6月3日、「昨日、過去最大の通信トラフィックを記録したが、今日はその記録を上回りそうだ」と語っている。

 シャ社長によると、同社は2007年10月にも同じような通信トラフィックの急増を経験しているという。当時、中国共産党の新指導部が選出された第17回全国代表大会が開催されており、今回と同様のインターネット規制が行われていた。

 中国の活動家やブログ執筆者によると、2007年当時とは異なり、中国政府は今回、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトや「Web 2.0(ウェブ2.0)」技術に神経を尖らせているという。

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