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米シティ、経営を立て直すのは誰か

米金融監督当局からCEOに退任要請?

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2009年6月12日(金)

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Mara Der Hovanesian (BusinessWeek誌、金融担当エディター)
Jane Sasseen (BusinessWeek誌、ワシントン支局長)
米国時間2009年6月5日更新 「Citigroup's Pandit: On the Way Out?

 この1年半、金融危機が深刻化する中、米金融機関の経営陣はその法外な報酬やお粗末な経営、リスク管理能力の欠如、あからさまな強欲さなどを巡り、様々な政府当局者からの激しい非難の矢面に立たされてきた。

 中でも、特に対立が激しいと指摘されているのが、米連邦預金保険公社(FDIC)のシーラ・ベアー総裁と、経営難に陥っている米銀大手シティグループ(C)のビクラム・S・パンディットCEO(最高経営責任者)だ。

 6月5日、米メディア大手ニューズ・コーポレーション(NWS)傘下の米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は匿名の消息筋による情報として、FDICがシティ経営陣の退任を求め働きかけていると報じた。同日、FDICの広報担当は、「経営破綻していない金融機関」に関する見解は発表しないと述べ、WSJ紙の報道についてコメントを避けた。

 シティは、経営陣刷新は当面予定していないとし、このほど報道されたFDICの意向について言及を避けた。ただし、シティのリチャード・D・パーソンズ取締役会会長は声明を発表。取締役会は、現経営陣とその収益回復への取り組みに信頼を寄せていると述べた。

 パーソンズ会長は声明の中で、「厳格なストレステスト(財務健全性を審査する資産査定)の結果、財務の健全性について金融監督当局のお墨付きを得た。こうした結果が得られたのは、現経営陣による過去1年3カ月間の経営再建への取り組みが、大きく前進した証しだ」と表明した。

シティが立ち直るまで給与1ドル、ボーナス無し

 パンディットCEOは極めて複雑な国際金融機関であるシティの経営立て直しを図らなければならないが、経営再建に必要な手腕を欠き、事態への対処も遅いとの批判を受け続けている。同CEOは当初、資産の圧縮や肥大化した業務部門の整理縮小になかなか取り組もうとしなかった。また、同CEOが経験上強みを持っているのは投資銀行業務であって、シティの中核業務である商業銀行業務やリテール(小口金融)業務ではない。

 2月、パンディットCEOは自身の給料を1ドルに削減、ボーナス支給も無しとし、米政府から450億ドル(約4兆4200億円)の公的資金で救済されたシティが収益性を改善するまで、それ以上の報酬は受け取らないと宣言した。

 FDICが、シティの経営体制の強化と財務状態の健全化を望むのにはもっともな理由がある。FDICは、シティグループが預かる預金などの299億ドル(約2兆9300億円)の預かり資産を保証するとともに、346億ドル(約3兆4000億円)に上るシティの社債を保証している。さらにFDICは、シティが抱える3060億ドル(約30兆円)の不良資産に対する政府の損失保証の一部を請け負っている。

 政府によるストレステストの結果、シティは、米銀大手ウェルズ・ファーゴ(WFC)や米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BAC)よりは低い金額とはいえ、50億ドル(約4900億円)の資本増強を命じられた。

 ブッシュ前米政権からの留任者であるベアー総裁は、住宅市場での損失の拡大を食い止めるため、思い切った住宅ローンの条件改定の実施を早くから提唱していた。

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