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米アップル、ジョブズCEO復帰後の経営体制は

4人のチーム経営が順調な今、次のCEOに注目

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2009年6月13日(土)

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Arik Hesseldahl (BusinessWeek.com記者)
米国時間2009年6月8日更新 「Apple's CEO Conundrum

 米アップル(AAPL)が繰り返し述べてきた、スティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)が6月末には復帰するという約束(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年1月14日「Steve Jobs to Take a Six-Month Leave」)は、どうやら守られそうだ。

 ジョブズ氏の復帰の日が近づき、アップルの開発者向け年次イベント「ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンス(WWDC)」が6月8日に開幕する中、同氏の復帰が投資家や顧客、従業員に与える影響に関心が集まっている。

 復帰の影響を最も大きく受けると見られる幹部の1人が、ジョブズ氏の療養休暇中にアップルの日常業務を統括してきた(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年1月14日「Tim Cook: A Steady Go-To Guide for Apple」)、ティム・クックCOO(最高執行責任者)だ。かつて膵臓(すいぞう)ガンを患ったジョブズ氏は今年1月、6月いっぱいまで休養すると述べていた。

 この半年間、クック氏はアップルの舵取りを順調にこなしており、クック氏はジョブズ氏の後継者なのか、だとすればいつCEOに就任するのか、という議論が現在も続いている。クック氏がCEOに昇格し、ジョブズ氏は会長となって、最高イノベーション責任者などの役職を兼任すればいいのでは、との意見もある。

 実質的に、クック氏とジョブズ氏の間ではすでに役割分担がなされており、クック氏がCEOに昇格すれば、この事実を公式に認めることになる。ジョブズ氏はアップルの創造力の要であり、デザインの細部への異常なまでのこだわりで知られる。一方のクック氏は、昨年の売上高320億ドル(約3兆1300億円)で、世界中に約3万5000人の従業員を抱えるアップルの広範な事業を統括する力強い統率力に定評がある。ジョブズ氏は1997年にCEOに復帰して以来、“会社の顔”として活躍しており、今後もその役割を継続するだろう。その一方でクック氏は、CEOとして引き続き事業の統括を担うことになる。

ジョブズCEO不在の半年で多くの進展

 アップルの株価で見れば、クック氏指揮下の半年間は株主にとってプラスに働いている。ジョブズ氏が休養を発表した日、アップルの株価は2ドル以上落ち込み、85.33ドルで取引を終えた。その後の数日間でさらに7ドル強下落したものの、それ以降は85%も値が上昇し、6月5日の終値は144.67ドル。不況もどこ吹く風といった様相だ。

 ジョブズ氏が休暇に入ってからの数カ月間に、アップルの事業は多くの進展を遂げた。「iPhone(アイフォーン)」と「iPod(アイポッド)」のエンジニアリング部門を率いるために米IBM(IBM)からアップルへ移籍したマーク・ペーパーマスター氏の雇用を巡る訴訟で、IBMと和解。また、新型「iPod shuffle(アイポッド・シャッフル)」を発売したほか、プロ及び一般ユーザー向けのデスクトップコンピューターの新機種も発売した。さらに、「iTunes store(アイチューンズ・ストア)」は発足わずか9カ月で、アイフォーンのアプリケーションのダウンロード10億件を達成した。

 第2四半期(2009年1~3月期)の「Mac(マック)」の販売台数が、異例の売れ行きだった前年同期を下回ったことを除けば、ジョブズ氏不在中にこれといった問題は見当たらない。不況にもかかわらず、1~3月期の売上高は、クリスマス商戦を含まない四半期としては過去最高の82億ドル(約8000億円)を記録した。

 クック氏の経営手腕はさておき、アップルはCEO以外の役職でのジョブズ氏復帰の可能性については一切言及していない。だが、これはクック氏への批判と解釈すべきではない、と米IT(情報技術)コンサルティング会社クリエイティブ・ストラテジーズのティム・バジャリン社長は言う。長年アップルを観察してきた同氏は、「CEOとCOOの役職の定義はアップル社内でもあいまいだ。アップルはこの3年間で、単独の経営チームがあらゆる事業を統括する体制を築き上げた。スティーブ(・ジョブズ氏)は単に、すべての旗振り役を担っているだけだ」と語る。

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