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盛り上がりに欠けたパリ航空ショー

ボーイングとエアバスの新型機受注で相次ぐキャンセル

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2009年6月19日(金)

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Carol Matlack (BusinessWeek誌、パリ支局長)
米国時間2009年6月12日更新 「Paris Air Show: Not Much of a Party

 パリ国際航空ショーが6月15日に開幕したが、会場に集まる世界の航空業界首脳の間には、暗いムードが漂っている。新規受注数の落ち込みもかすんでしまうほど、懸念材料が山積みなのだ。

 今年、世界の航空旅客需要は8%減少する見通しだ。これに伴い、航空機の注文取り消しや発注の先送りが相次いでおり、航空機メーカーと下請け各社は減産と人員削減を余儀なくされている。その影響は、小型自家用機メーカーから、社用機・コミューター機などの小・中型ジェット機メーカー、国際線を飛ぶ大型旅客機を手がける米航空機大手ボーイングBA)や欧州航空防衛最大手EADS(EAD.PA)傘下のエアバスに至るまで、航空業界のほぼ全体に及んでいる。

 ボーイングのランディ・ティンゼス商用機部門マーケティング担当副社長は、2011年まで状況の改善は見込めないとの見方を示す。パリの会見では、「昨年に比べて就航便数が減っている。近年で最も厳しい状況だ」と述べた。

 さらに状況を悪化させているのが、ボーイングの旅客機「ボーイング787ドリームライナー」や欧州の競合相手エアバスの軍用輸送機「A400M」などの生産遅れによる損失だ。

 また、仏航空業界大手3社は、乗客乗員228人全員が死亡した大惨事の対応にも追われている。5月31日、仏蘭エールフランスKLM(AIRF.PA)のブラジル・リオデジャネイロ発パリ行きのエアバス「A330」機が墜落。事故原因は解明されていないが、仏防衛電子大手タレス(TCFP.PA)製の「ピトー管」と呼ばれる速度計に問題があったのではないかとの見方が浮上している。

「もはや、重要なのは新規受注の獲得ではない」

 エアバスの今年の新規受注数は、ボーイングをわずかに上回っている。エアバスは年初来、21機の注文取り消しがあったものの、11機を受注している。一方のボーイングは、新型機787の45機を含む66機もの注文取り消しがあり、わずか7機の受注にとどまっている。

 だが、新規受注数が少ないからといって、ここで受注獲得競争を繰り広げるのはリスクが高そうだ。現在、航空機の購入に積極的と伝えられる米ユナイテッド航空(UAUA)(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年6月4日「United Plans Huge Plane Order; End to Merger Hope?」)をはじめとする航空会社が、破格の値段で買い叩こうとする公算が大きいからだ。

 「もはや、重要なのは新規受注の獲得ではない。受注残の管理と生産計画の遂行だ」と、米ティール・グループ(本社:バージニア州フェアファックス)の航空アナリスト、リチャード・アブラフィア分析担当副社長は話す。

 実際、エアバスとボーイングの両社は、受注残数のさらなる減少に見舞われそうだ。少なくとも、タイ航空と米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ傘下の米航空機リース大手インターナショナル・リース・ファイナンス(ILFC)の2社は、エアバスの総2階建て超大型機「A380」の注文取り消しを検討中だという。また、A380の最大の発注元、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのエミレーツ航空も、数機の発注先送りの可能性を公表している。

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