• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

GM中国事業、好調の陰の不安

米本社破綻によるイメージダウン防止に躍起

  • 経済観察報

バックナンバー

2009年6月29日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

経済観察報記者 周潔

「中国業務に実質的な影響を与えることはない」――。

 米ゼネラル・モーターズ(GM)が破産法適用の申請を発表した日、中国法人のGMチャイナは直ちに声明を出した。GMチャイナ総裁のケビン・ウェールは、次のように強調した。

 「投資プロジェクトは今後も計画通りに実施する。生産、販売、アフターサービス、そして研究開発も、すべてこれまで通りだ。傘下のサプライヤーやディーラーへの支払い、従業員の各種福利厚生にも全く影響はない」

 同時に、中国事業を積極的に拡張することでユーザーの信頼を維持することや、今後5年以内に年間販売台数200万台を目指し、新車30モデルを投入する計画を変更しないと宣言した。加えて、第一汽車と商用車分野での提携を模索し、数年以内に新工場の建設を検討していることも明らかにした。

中国市場ではシェアを拡大

 経営コンサルティング会社アーサー・D・リトルの中国地区総裁のトーマス・シラーは、GMチャイナの発表について次のように語る。

 「GM破綻は短期的には中国業務に致命的な影響を及ぼすことはないだろう。だが、長期的には技術や知財のサポートで問題が生じるのではないか」

 「破産手続き後の“新生GM”が、中国業務をどこまで支えられるかは未知数だ。経営破綻がブランドイメージに与えるダメージも極めて大きい」

 こうした懸念とは裏腹に、昨年から今年にかけて、GMは中国での市場シェアを7.5%から8.3%に拡大した。上海GMで生産している人気車種「ビュイック・エクセル」「ビュイック・リーガル」がフルモデルチェンジし、売れ行きが好調なためだ。

*GMと中国の上海汽車が1997年に設立した合弁会社で、GMの中国事業の中核を担う。

 新型エクセルの5月の販売台数は2万3000台、新型リーガルは6440台と着実に増加。また、中国市場に新たに投入した「シボレー・クルーズ」は、発売から1カ月足らずで6834台を販売するヒットになった。

 年内に発売予定の新型「ビュイック・ラクロス」を含め、上海GMが誇る新鋭車種の一部は、GMの欧州子会社であるオペルが開発した車台を流用している。これらは、同じく上海GMが導入している韓国の(GM大宇自動車技術が開発した)車台に比べて市場での評価が高い。

 ところが、GM破綻に伴う事業縮小により、オペルは(カナダの自動車部品メーカー、マグナ・インターナショナルに)分離売却されることになった。このため、上海GMの後続製品に影響が出るのではないかと危惧されている。

 これに対し、上海GM総経理(社長に相当)の丁磊は真っ向から反論する。

コメント0

「中国発 経済観察報」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

プロフェッショナルとして、勝負どころで安易に妥協するなら仕事をする意味がない。

手嶋 龍一 作家・ジャーナリスト