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米コカ・コーラ、独禁法適用を乗り越え中国事業拡大

既に世界第3位の市場規模に

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2009年6月30日(火)

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Bruce Einhorn (BusinessWeek誌香港支局、アジア地域担当エディター)
米国時間2009年6月23日更新 「Coke Committed to China Expansion

 米飲料大手コカ・コーラ(KO、本社:アトランタ)のムーター・ケント会長兼CEO(最高経営責任者)は、ライバルの中国企業の買収には失敗したが、中国市場に対しては依然として意欲満々だ。

 6月23日、ケントCEOは中国を訪問。今年3月、中国果汁飲料大手の匯源果汁集団(ヒュイアン・ジュース・グループ、1886.HK)を24億ドル(約2300億円)で買収するコカ・コーラの計画を、独占禁止法違反として認めなかった中国政府の決定以来、初めての訪中だ。

 ケントCEOは、中国内陸の南昌市(江西省)に開設した新しい瓶詰め工場の稼働開始式典に登場し、コカ・コーラにとっての中国市場の重要性を熱く語った。式典に出席するために新工場の広い倉庫に集まった数百人の社員や記者、政府関係者の前で、同CEOは「我々は中国の将来性を固く信じている。中国以上に希望が持てる国はほかにない」と述べた。

 現在、コカ・コーラにとっての課題は、100%果汁飲料では中国最大手のトップブランド、匯源に頼らず、いかにして中国の高い成長性の恩恵に浴するかということだ。コカ・コーラは、炭酸飲料では中国最大手だが、果汁飲料では大きく後れを取っている。

 昨年9月3日に匯源の買収を発表した(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年9月11日「米コカ・コーラ、中国事業を強化」)コカ・コーラにとって、この取引は、アジアでは最大、全買収案件で見ても2007年に米機能性飲料メーカー大手エナジー・ブランズを41億ドル(約3900億円)で買収したのに次いで2番目に大きな企業買収となるはずだった。コカ・コーラは匯源のブランドを取り込むことで、急成長を遂げる果汁飲料市場で、一気にトップに立てると見込んでいた。

 だが、匯源の買収を発表した直後、米証券大手リーマン・ブラザーズが経営破綻。世界的な金融危機が深刻化し、香港株式市場に上場している匯源の買収に、コカ・コーラが提示した金額は高すぎると見なされるようになった。

 アナリストらは高額での買収を不安視していたが、それでも、中国商務省の横やりがなければ、そのままの条件で買収が行われていた可能性もあった。しかし同省は、昨年施行された独占禁止法をコカ・コーラの買収提案で初めて適用。3月18日、この買収を承認しないと発表した。

 商務省は決定理由について、「匯源の買収が行われれば、中国市場でコカ・コーラが独占的な地位を獲得する可能性が極めて高く、消費者は選択肢が少なくなって、同社が設定する高い価格を受け入れるほかなくなる恐れがある」と説明している。

世界で3番目に大きな中国市場

 この買収失敗は、コカ・コーラにどのような影響を与えたのだろうか。ケントCEOは、南昌での式典後の取材で、中国政府の決定には「失望した」としながらも、現在は買収による事業拡大を目指すのではなく、既存の果汁飲料ブランド「ミニッツメイド(中国名:美汁源)」を強化する方針だと語った。

 「我々は自らの力で成長を続けていくだけだ。中国市場のルールは理解しているし、それを尊重する。我々が進むべき道は、地道な努力による成長だ」

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