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電気自動車量産に安全性の壁?

日産自動車は電池の負荷テストに注力

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2009年7月1日(水)

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Kenji Hall (BusinessWeek誌、東京支局テクノロジー担当記者)
Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員)
米国時間2009年6月24日更新 「Are Batteries in Electric Cars Safe?

 7月、エコカーの本格普及がさらに一歩前進する。三菱自動車(7211.T)が、世界初の量産型の電気自動車(EV)の販売を開始するのだ。

 7月下旬、三菱自は企業や自治体向けに小型EV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」の納入を開始する。1回の充電で走行可能な距離は、160キロメートルだ。税込みの車両価格は459万9000円だが、一部は政府のEVに対する購入補助金で補填されるため、購入者の実質負担額は320万円程度にとどまる。ただし、国内の一般消費者向けの納入開始は2010年4月となる予定だ。

 三菱自の益子修社長は、6月5日の東京本社ショールームでの発表会見で、「アイ・ミーブを武器に、世界の自動車市場に挑む」と抱負を語った。

 ほかの自動車メーカーも追随の動きを見せている。富士重工業(7270.T)は、「スバル」ブランドのEV「プラグインステラ」(希望小売価格472万5000円)を2009年度に170台程度販売する計画だ。

 日産自動車(NSANY)は、2010年にEVの初代量産モデルの販売を開始し、2012年をメドに米国生産にも着手する(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年6月23日「Ghosn says Nissan will make electric cars in the U.S.」)。

 中国の電池大手、比亜迪(BYD)傘下の自動車メーカー、比亜迪汽車(BYDオート)は、昨年12月にガソリンと電気を併用するプラグインハイブリッド車(PHV)を企業向けに発売したのに続き(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年12月24日「中国初のプラグインハイブリッド車、発進」)、今年は充電後の走行可能距離が300~400キロまで伸びたEVの発売を目指す。

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)も2010年後半に、待望のPHV「シボレー・ボルト」を発売する予定だ。

 こうした自動車メーカーのエコカー量産計画の資金援助のため、米エネルギー省は6月23日、日産、米自動車大手フォード・モーター(F)、米新興EVメーカーのテスラ・モーターズの3社に、総額約80億ドル(約7600億円)の低利融資を実施すると発表した(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年6月24日「Can Tesla Become a Real Automaker?」)。

 だが、自動車メーカーが新型エコカーの量産化を競う一方で、一部の専門家はその安全性に疑問の声を上げている。最悪の場合、バッテリー内部の電池セルが次々にショートし、異常発熱や発火による熱暴走が起きる可能性があると危惧しているのだ。

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