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「iPhone 3GS」を分解してみた!

16ギガのモデルの推定原価は1台178.96ドル

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2009年7月2日(木)

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Arik Hesseldahl (BusinessWeek.com記者)
米国時間2009年6月23日更新 「Apple's iPhone 3GS: What It Costs to Make

 発売から3日間で100万台を売り上げた(BusinessWeek.conの記事を参照:2009年6月22日「Confirmed: Apple Sold 1 Million iPhone 3GS units」)米アップル(APPL)の最新モデル「iPhone(アイフォーン) 3GS」。

 見た目は昨年発売された「iPhone 3G」と何ら変わらないように思える。アップル自身も外見を売りにしているわけではなく、テレビ広告では「一見何も変わっていないようでも、数々の新機能を搭載」と謳っている。

 では、多くの新機能搭載を可能にしたものは何か。米市場調査会社アイサプライ分解調査を行ったところ、iPhone 3GSの内部には、いくつかの重要な変化が潜んでいたという(写真リンクのあるリポート)。

 人気家電製品の分解調査を手がけるアイサプライは、主要部品の供給元の特定や、部品原価の分析を行っている。昨年の予備的分析(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年7月23日「『iPhone 3G』を分解してみた!」)では、旧モデルのiPhone 3Gの原価を174.33ドル(約1万6594円)と試算。この数字から、経済アナリストらは、1台当たりの利益率の概算値をはじき出せる。それでも、ソフトウエア開発費や研究開発費、特許使用料など、分解調査では分からない費用も多い(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年4月14日「What A Teardown Is, And Isn't」)。

 新製品の製造コストは、たいてい1世代前の製品より安くなる。だが、iPhone 3GSの16ギガバイトモデ(ギガは10億)の推定原価は178.96ドル(約1万7035円)で、旧モデルiPhone 3Gを4.63ドル上回っている。それでも初代機iPhone 2Gの220ドル(約2万円)と比較すれば、大幅なコストダウンだ(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2007年7月31日「iPhoneを分解してみた!」)。

チップ価格が上昇傾向

 製造コストが上昇したと推定される主な要因は、音楽や動画、アプリケーションの保存に使われるNAND型フラッシュメモリーの価格上昇だ。NAND型メモリーの価格はここ数年、下落傾向にあったが、アップルがiPhoneに大容量メモリーを搭載するのと時を同じくして、上昇に転じてきた。

 iPhone 3GSには、16ギガバイトと32ギガバイトの2タイプが用意されているのに対し、旧モデルでは16ギガバイトが最大だった。アイサプライの分解調査主任のアンドリュー・ラスワイラー氏は、「以前であれば、アップルは同じコストでメモリー容量を年々倍にしていくことも可能だった」と話す。同氏によれば、16ギガバイトモデルに搭載されているNANDチップのコストは24ドル、32ギガバイトモデルは46ドルだという。

 アップルは、NAND型フラッシュメモリーでは、世界有数の大口需要者だ。2005年以降は、韓国サムスン電子(SSNGY)や韓国ハイニックス半導体(HXSCF)をはじめとするチップメーカー各社との間で、戦略的な供給取引契約を締結してきた。ただし、分解された製品に使われていたのは、東芝(6502.T)製チップだ。

 「アップルはフラッシュメモリーの価格引き下げで、中心的な役割を担ってきた。そうすることで、自らも長期にわたって価格低下の恩恵を受けてきた」とラスワイラー氏は指摘する。しかし、不況による需要減少に伴い、メーカー側は価格が上昇を始めるぎりぎりの水準まで生産を抑制している。それでも、需要はまだ上向く兆しを見せない。

 アイサプライの予測では、NAND型フラッシュメモリーの2009年の市場規模は、2008年の117億ドル(約1兆1100億円)から115億ドル(約1兆900億円)に縮小する見込みで、再び拡大に転じるのは2010年になるという。

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