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「チャイワン」は明日の日本の姿か?

“独立”を封印、中国の支援策に乗る台湾

2009年7月13日(月)

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 この5月、中国人民解放軍で月例の人事異動が行われた。

 目を引いたのが、福建省軍区の最高幹部(司令、政治委員、政治部主任の3つ)が一斉に異動になったことだ。福建省軍区は台湾に対峙し、「台湾有事」の際の進攻拠点となるため、歴代「司令」には解放軍のエリートが就任してきた。

ディスプレーの調達先が台湾企業に代わった

 「台湾進攻はいったん棚上げになったと見てよいだろう」と言うのは北京にある某国大使館の軍事アタッシェ(大使館員)。重要軍区のトップが一斉に代わるというのは異例のことだ。これは台湾に対するメッセージだと彼は言う。

 「実は、昨年の台湾総統選挙の時、もし(台湾独立を視野に入れる民進党の)謝長廷氏が勝利していたならば、福建省軍区の解放軍はミサイルを威嚇発射していただろう。それだけ中国は、台湾の総統選挙の行方に対して神経質になっていた」とのことだ。

 しかし、政治的独立よりもまずは中国との対話を優先する国民党が勝利したことで、中国は一安心した。ここら辺で軍事的な圧力を緩和してもいいと、中国は考えたのかもしれない。

 しかし、もっと大きな理由は、経済関係の緊密化だろう。中台経済連携、いわゆる「チャイワン」だ。最近の新語で、中国(チャイナ)と台湾(タイワン)の合成語である。

 もはや、台湾経済が中国と抜き差しならない関係になっており、それが台湾経済の落ち込みの中、ますます深まっていく、という状況の中で生まれた言葉だ。

 象徴的な出来事が、この4月に明らかになった。中国大手家電メーカーのFPD(フラットパネルディスプレー)調達先が台湾企業へ切り替わったのだ。まずまずの品質と性能を持ちながらもコストが安い台湾のデバイスメーカーが、圧倒的な生産能力を持つ中国メーカーと組む。

「上昇サイクル」を中台企業に持っていかれる

 もし、こうした連携が今後さらに強まってゆくとしたら、日本企業の地位も脅かされる。

 例えば、シリコンサイクルである。

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