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米GM、「新生GM」として再スタートへ

新会社への優良資産の売却を破産裁判所が承認

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2009年7月13日(月)

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David Welch (BusinessWeek誌、デトロイト支局長)
米国時間2009年7月6日更新 「GM Clears Key Hurdles to Bankruptcy Exit

 米連邦破産裁判所は、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が、米政府が過半数の株式を保有する「新生GM」へ優良資産を売却することを承認した。これに反対し、控訴したのは1グループだけで、それ以外の売却反対派は目立った動きを見せていない。このまま資産売却阻止の動きが広がらなければ、GMの再生手続きは今月中にも完了する。

 7月5日遅く、破産裁判所のロバート・ガーバー判事は、米政府が大株主となる新生GMへの優良資産売却を承認。この決定に反対し、製造物責任を追及する損害賠償請求者の代理人を務める弁護士が控訴手続きを取った。

 一方、社債保有者数人の代理人を務める別の資産売却反対派の弁護士は、強力な弁護団を擁するGM(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2009年6月3日「米GM破綻が意味するもの」)と米政府を相手に法廷闘争を続ければ、巨額の訴訟費用がかかるとして、ガーバー判事の裁定に対して控訴しない方針を示した。

 ある米財務省当局者によれば、今週中にほかの社債保有者や製造物責任の損害賠償請求者からの控訴がなければ、GMの資産売却手続きは7月10日にも完了する可能性があるという。資産売却が実現すれば、再生手続きの早期完了に向けて大きく前進することになる。次に必要となるのは、再建計画に対する裁判所の承認だ。

「ポンティアック」ブランドは廃止の方向

 米法律事務所パットン・ボッグスのマイケル・リッチマン弁護士が代理人を務める、GM社債保有者数人で構成される非公式の債権者団は、控訴をしない方針を決めたという。

 今回の資産譲渡のポイントは、GMの“優良”資産と“不良”資産の分割にある。分割が実現すれば、新生GMは、700億ドル(約6兆5000億円)以上あった債務のうち170億ドル(約1兆6000億円)と、「キャデラック」「シボレー」「ビュイック」「GMC」の優良4ブランドのみを引き継ぎ、再生を図ることとなる。

 「ハマー」「サーブ」「サターン」「ポンティアック」の不採算ブランドは、売却または廃止の方針で、ポンティアックは旧GMに残され、ほかの不要な工場や資産とともに処分される見通しだ。

 新生GMの株式は、米政府が61%、カナダ政府が12%、全米自動車労組(UAW)の退職者向け医療信託基金が17.5%を保有する。残りは旧GMが保有し、社債保有者など債権者への返済に充てられる。

高額の訴訟費用で控訴を断念

 リッチマン弁護士が取材で語ったところによると、控訴を断念した一部の社債保有者とその代理人は、自らの主張の正当性を今も確信しているものの、高額の訴訟費用がかかることを考慮して控訴を断念したという。同弁護士の依頼人3人が保有するGM債は、合わせて230万ドル(約2億1000万円)程度に過ぎないが、依頼人らは、総額5億ドル(約460億円)もの社債を保有するほかの債権者らとも頻繁に連絡を取り合っていた。今回、その全員が、訴訟を継続する経済的メリットはないと判断した。

 リッチマン弁護士は、「残念だ。私は裁判を続けたいと思っている。GMには、先に米連邦破産法の適用を申請した米自動車大手クライスラーを買収して救済し、経営に乗り出した伊自動車大手フィアットのような企業がないため(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年6月10日「Chrysler-Fiat Finalize Accord」)、控訴すれば、クライスラーの場合とは異なる裁定が下される可能性もある」と語る。

 ほかに控訴する可能性があるのは、GMに対し自動車事故や製造物責任で損害賠償を求める原告団だ。破産裁判所が、破産申請前に提訴した損害賠償の請求相手を旧GMに限定する判断を下したためだ。

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