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仏ルノーがロシアで抱える問題

資本提携先のロシア最大の自動車メーカーが不振

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2009年7月16日(木)

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Carol Matlack (BusinessWeek誌、パリ支局長)
米国時間2009年7月9日更新 「Renault's Russian Woes

 昨年、仏自動車大手ルノー(RENA.PA)は10億ドル(約930億円)を出資し、ロシアの自動車大手アフトワズ(AVAZ.RTS)の株式25%を取得した(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年3月6日「Carlos Ghosn's Russian Gambit」)。この資本提携を評して、ルノーのカルロス・ゴーンCEO(最高経営責任者)は、「時代の要請にかなった関係」だと述べた。

 だが、両社の関係は既に悪化しつつある可能性もある。ロシア自動車市場の急激な落ち込みにより、2008年、アフトワズは売上高60億ドル(約5600億円)に対し、8億ドル(約740億円)近い赤字を計上。今年これまでの販売実績も45%減となっている。7月2日、アフトワズの監査法人は同社の保有債務17億ドル(約1600億円)の返済能力に疑問符をつけ、同社の「ゴーイングコンサーン(継続企業の前提)」に疑問が生じた。

 アフトワズはその数日前、同社の役員として派遣されていたルノー出身のフランス人が退任し、ロシア人が後任となる役員人事を発表していた。ルノーは、ルノー出身のフランス人幹部、ヤン・バンサン氏が一身上の都合でアフトワズ役員を退任すると発表。同時に、アフトワズのイゴール・コマロフ財務担当執行副社長(EVP)を後任とする役員人事にも同意すると述べていた。

 ルノーの広報担当は、アフトワズが資金繰り問題を抱えていることは認識しているものの、先日ロシア政府が公的融資などによる約7億9000万ドル(約730億円)の資金援助を決定したことから、アフトワズは事業存続に十分な資金を確保できていると語る。「我々は今後もアフトワズとの提携を継続できると確信している」(同広報担当)。

技術ライセンス料が打撃を軽減

 今のところ、アフトワズの経営不振はルノーの業績にさほど深刻な影響を及ぼしてはいない。ルノーは昨年、アフトワズがルノーの低価格車「ロガン」を基にして「ラーダ」ブランドの新型車を開発するため、車台プラットホームやトランスミッション、エンジン技術を供与し、3億500万ドル(約280億円)の技術ライセンス料を受け取った(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年2月29日「Renault's Ghosn Takes On a Russian Relic」)。このライセンス料収入により、ルノーはアフトワズの営業損失に伴う連結決算の悪化を軽減できた。

 ルノーは、アフトワズとの資本提携後の最初の半年となる2008年4~9月の連結決算で、1億1700万ドル(約110億円)の投資損失処理など、アフトワズ関連で計1億6200万ドル(約150億円)の損失を計上した。

 だが、提携開始後の次の半年間(2008年10月~2009年3月)は、ルノーのアフトワズ関連損失は当初の半年間よりも巨額になり、投資損失処理もさらに増加する可能性がある(ルノーは7月30日に2009年上期の決算を発表する予定)。

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