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タイ、進むドル支配への挑戦

人民元と通貨スワップを検討開始

2009年7月22日(水)

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Time to join China as it challenges the dollar

タイ中央銀行は中国と通貨スワップ協定の締結を検討し始めた。同行総裁のタリサ・ワタナガセ氏が、明らかにした。タイの外貨準備や輸出入業者の通貨リスクを分散するのが、その狙いだという。

 タリサ総裁は、結論を出す時期については明言を避けている。一方で、仮に協定が成立すれば、中国との取引決済の一部を、人民元あるいはタイ・バーツで行えるようになり、両国はドルへの依存度を軽減できると、説明している。

 タリサ総裁によると、タイ中銀は中国と適切な通貨スワップ協定を結ぶため現在、信用供与の枠や、中国との貿易規模を分析している。一般に貿易決済に通貨を複数使うことはメリットがあり、それは対中貿易でも同じだ。

 ただし、タイの輸出入業者は、決済に依然としてドルを使っている。彼らが決済通貨の種類を広げれば、通貨リスクを減らせると理解するには、しばらく時間がかかる可能性もある。そうした状況からタリサ総裁は、協定締結は民間の意向を踏まえたうえ、国会承認を受けてからになると言う。

基軸通貨、ドルに挑む中国

 中国は昨年12月以降、アルゼンチン、ベラルーシ、ブラジル、香港、インドネシア、マレーシア、韓国と通貨スワップ協定を相次いで締結してきた。協定締結でこれら7カ国・地域は中国からの輸入代金を人民元で決済したり、中国企業もこれらの国・地域からの輸入品決済を人民元貨で行えるようになった。

 各協定で設定されたスワップの枠は大きい。アルゼンチンとのスワップ枠は700億元(約9655億円)あり、中国からの輸入を、すべて人民元で決済できるようになった。インドネシアとのスワップ枠は1000億元(約1兆3793億円)、ベラルーシは同200億元(約2759億円)といった具合だ。

 中国の狙いは明確で、ドル支配に対する挑戦だ。金融危機以降、米政府は金融システム救済に乗り出し、景気回復のため通貨供給量を増やしている。ドルの国際的信用は弱まるばかりだ。

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