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マイケル・ジャクソン未発表曲を巡る争奪戦

ソニーが最も有利な立場か

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2009年7月22日(水)

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Ronald Grover (BusinessWeek誌、ロサンゼルス支局長)
米国時間2009年7月14日更新 「The Scramble Begins for New Michael Jackson Songs

 音楽界のスーパースター、マイケル・ジャクソンさんの急死を巡り、数多くの謎が取り沙汰されている中、音楽業界ではさらに新たな議論が巻き起こっている。マイケルさんが過去10年間に録音した大量の未発表曲の権利の行方である。

 その中には、7月13日から英ロンドンの「O2アリーナ」で行われる予定だった、計50回の復帰コンサートに合わせて発売されることになっていた曲も含まれている。

 議論の的となっているのは、未発表曲の権利がソニー(SNE)にあるかどうかだ。ソニーは、マイケルさんの直近6枚のオリジナル・アルバムを発売している米エピック・レコードを傘下に持ち、2枚のコンピレーション・アルバムも発売しているが、マイケルさんとの契約は2001年に発売されたアルバム「Invincible(インビンシブル)」を最後に終了している。だが契約に詳しいある幹部は、音楽関連の契約は複雑な場合が多く、ソニーは依然としてマイケルさんの音楽に関する権利を持っている可能性もあると指摘する。

 一方、マイケルさんの遺産問題に詳しい別の消息筋によると、遺産管理人はマイケルさんが残した約150曲に上る未発表曲の目録作りに入っているという。ソニーに権利がないことが判明すれば、別のレコード会社に巨額の契約条件で売却することができるからだ。

 150曲の未発表曲の中には、制作中だった復帰アルバムも含まれているという。実際、マイケルさんは、米人気ヒップホップ・アーティストのウィル・アイ・アム氏や、セネガル出身のポップ・シンガー、エイコン氏などとも何曲かレコーディングしていた。大ヒットアルバム「スリラー」の制作に携わったベテラン音楽プロデューサーのブルース・スウェディエン氏も、米全国紙「USAトゥデー」の取材に対し、ポップ・ソングを中心に「何曲か制作が進んでいた」と明かしている。

遺産の「特定管理人」の大きな役割

 7月6日には、長年マイケルさんの弁護士を務めたジョン・ブランカ氏が遺産の「特定管理人」に指名された。業界関係筋は、ブランカ氏は新アルバム製作を巡るレコード会社間の未発表曲の争奪戦を煽り、自身が得るロイヤルティーのつり上げを図ると見ている。

 もう1人、特定管理人に指名されたのは、レコード会社重役で長年ジャクソン家と親交があるジョン・マクレーン氏で、未発表曲の調査を担当している。ある消息筋によれば、その中には、米レコード会社、モータウン・レコードに所属していた1970年代初期の作品も含まれるという。マイケルさんは1972年、ソロ・デビューアルバム「Got to Be There(ガット・トゥ・ビー・ゼア)」をモータウンから発売している。

 ブランカ氏とマクレーン氏はいずれもコメントを控えている。米ロサンゼルス郡上級裁判所は8月3日の審理で、両氏をマイケルさんの遺産の永久的な管理人として認定するか否か、判断を下す予定だ。

 だが、次のアルバムを巡る争いは既に始まっている。

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