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相次ぐ航空機事故に揺らぐ信頼

空の旅は安全になったはず…

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2009年7月30日(木)

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Mark Scott (BusinessWeek誌、ロンドン支局記者)
米国時間2009年7月23日更新 「Airlines Face Traveler Crash Fears

 世界の航空業界にとって、2009年は厳しい年になっている。今年上半期だけで世界で6件の墜落事故が発生し、582人が死亡。2008年の年間死亡者数を既に上回っているのだ。

 世界の多くの地域では、航空会社に対する監督規制が極めて緩い。とりわけアフリカやアジアの一部では、この傾向が著しい。ここ数年、世界が羨む安全性を維持してきた欧米の航空会社は、不況による業績悪化や収益性の高いビジネス旅行客の減少に苦しむ中で、顧客の関心が航空機事故のリスクに集中するという新たな問題に直面している。

 6月1日、仏蘭エールフランスKLM(AIRF.PA)のエアバスA330型機がブラジル沖で墜落し、乗客乗員228人全員が死亡する事故(BusinessWeek.comの記事を参照:2009年7月2日「Air France Crash: Hunting for Black Boxes」)が起きた。この事故をはじめ、大きな墜落事故が相次いでいることから、空の旅の安全性に対する懸念が高まっている。

 だが業界の専門家によれば、今年、数々の大惨事が発生したにもかかわらず、航空機の性能向上やパイロット・地上勤務員の訓練の充実、機体整備の国際的な標準化の進展により、航空業界の安全性は徐々に向上しているという。また、主に欧米の監督当局による規制強化により、最高水準の安全性を維持していない航空会社は厳しく取り締まられるようになっている。

 保険会社向けに旅客機の損失率に関する年次報告書を作成している英コンサルティング会社アセンド・ワールドワイド(本社:ロンドン)の航空安全担当ディレクター、ポール・ヘイズ氏は、「短期間に悲惨な事故が相次いだからといって、それだけで航空業界を評価することはできない。現在の空の旅は、1950年代に比べれば、少なくとも200倍は安全だ」と語る。

 実際、アセンドのデータによると、航空旅客数がわずか3100万人だった1950年の航空機事故件数は39件で、死亡者数は799人だった。一方、昨年は、世界の航空旅客数は26億人に達しているにもかかわらず、墜落事故は13件、死亡者数は460人となっている。

安全性向上のカギは政府の厳格な規制

 米航空機大手ボーイング(BA)や欧州航空防衛最大手EADS(EAD.PA)傘下のエアバスをはじめとする航空機メーカーが、高性能な新型ジェット機を多数開発していることも安全性の向上に大きく貢献している。

 40年以上前に就航した「ボーイング737」の初期モデルは、世界で最も事故率の高い航空機だが(アセンド調べ)、最新の「ボーイング777」は1995年の就航以来、一度も死亡事故を起こしていない。約16年前に就航し、累計飛行時間が1300万時間になる「エアバスA340」も、死亡事故は皆無だ。

 ボーイングは、政府や航空業界と協力し、「世界の航空輸送システムのあらゆる面における安全性強化」に取り組んでいるという。

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