「ヘリコプターに乗って2階建てのコテージの屋根に降り立つ。お客の訪問はすべて断る。家族を含め、どんなに親しい知人でもコテージの中に立ち入ることは禁じられている。1日2回、食事だけが運ばれてくる。シンクウィーク(Think Week)の朝は、ベッドの上でマイクロソフト(MS)のエンジニアや生産部門のマネジャーが作成したアイデア報告書を読むことから始まる」
これはマイクロソフトの元会長であるビル・ゲイツ氏が、外部との接触を一切断ち、思考に専念するためのシンクウィークの過ごし方を描写したものだ。

マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は年2回、誰も知らない所に閉じこもって休みを取ることでよく知られている。
いわゆる「思考週間」。この間、彼は日常業務から離れ、また家族からも離れて、読書をし、深く考え事をしながら時間を過ごす。
世の中の流れを変えるほどの影響力を持つ彼の決断は、このシンクウィークからきている。マイクロソフトがインターネットブラウザー市場1位の座にあったネットスケープを追い抜き、ゲーム市場への進出を決めたのもシンクウィークでの思考を具体化した結果だった。自身が引退後、慈善事業に専念するという決断もシンクウィークによるものだった。
思考時間を重視する韓国経営者
韓国でもビル・ゲイツ氏のように、休みの際、日常から離れ、読書をしながら頭の中をリフレッシュさせ、新しい考えを巡らす経営者は多い。
サムスングループの元会長、李健煕(イ・ゴンヒ)氏はその代表例だ。李氏は会長職にあった当時も、「在宅勤務」で有名だった。表に姿は現さず、深い思考と発想の転換をすることで様々な新しいアイデアを提示してきた。
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