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米HP、第3四半期決算は期待外れに

不況の底はまだ見えない?

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2009年8月25日(火)

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Cliff Edwards (BusinessWeek誌、シリコンバレー支局記者)
米国時間2009年8月18日更新 「Poor HP Earnings Dim Hopes for Tech

 パソコン世界最大手の米ヒューレット・パッカード(HP、HPQ)は8月18日、第3四半期決算を発表。ハイテク業界の不況は底を打ったという確証を得たい投資家の思いとは裏腹に、前年同期比で19%の減益を記録し、投資家らにとっては期待外れのものとなった。同社の発表によれば、経営環境は安定しつつあるものの、価格競争がさらなる利益圧迫につながる可能性が高いという。

 マーク・ハードCEO(最高経営責任者)は、アナリストらを対象とした決算発表の電話会議の中で、「市場に復調の兆しが見えてきたことは幸いだが、まだ上向いたと言える状況ではない」と述べた。

 今回、HPは主要ハイテク企業の先陣を切って2009会計年度第3四半期(5~7月期)の決算を発表し、7月以降の需要動向を示した。欧州を中心にコンピューターとプリンターの売り上げが不調だったことと、消費者の間でネットブックの人気が高かったことが響き(ネットブックとは、機能を抑えて低価格化を実現した、主にウェブ接続に利用するパソコン)、当期の売上高は前年同期比2.1%減の275億ドル(約2兆5900億円)となった。純利益は16億4000万ドル(約1500億円)で、1株当たり利益は80セントだった。

 HPは、2009会計年度全体の売上高と利益が、売上高は前年比4~5%減、1株あたり利益は3.76~3.88ドルと予想した5月の発表値の中間あたりになると見込んでいる。この見通しを達成できるかどうかは、新学期とホリデーシーズンの消費者向け製品の売り上げが例年通り伸びるかどうかにかかっている。米マイクロソフトの主力OS(基本ソフト)の新バージョンである「Windows 7(ウィンドウズ7)」が10月22日に登場するものの、企業は高額の買い物を来年まで先延ばしする公算が大きいからだ。

不況の底はまだ先か?

 米パシフィック・クレスト・セキュリティーズの上級アナリスト、ブレント・ブレースリン氏はこう話す。「総論として、木を見ずに森を見る限りは、ハイテク業界のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は底を打った。これからは、景気がどの程度のペースで回復するかが議論の的になる」。

 留保を付けた決算報告に対する要因の1つが、欧州での不振だ。HPの欧州の売上高は12%の減少で、米インテル(INTC)などのハイテク企業各社も、回復のペースに世界で差があると認める。HPのキャシー・レスジャックCFO(最高財務責任者)は電話会議の中で、「欧州市場は非常に厳しい」と述べている。

 パソコンの出荷台数は2%増加したものの、パソコン事業の売上高は18%減の84億ドル(約7900億円)となった。これは、低価格なネットブックへの移行に加えて、主流のノートパソコンの価格低下が影響したことによる。その一方で、液晶パネルやメモリーなどのパソコン部品はじわじわと値上がりし始めており、利益を圧迫する要因となっている。

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