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「キャデラック」の環境対応車計画が再浮上

ターゲットは、環境意識の高い富裕層

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2009年8月28日(金)

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David Welch (BusinessWeek誌、デトロイト支局長)
米国時間2009年8月21日更新 「At GM, Dreams of an Electric Cadillac

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の高級セダン「キャデラック」のオーナーが、電気自動車の購買層になるとはまず思えない。「パワー」「ステータス」「ラグジュアリー」といったキャデラックのブランドイメージには、電池式の燃料効率の良い環境対応車というカテゴリーは、およそそぐわないからだ。

 だが、キャデラック・ブランドへの電気自動車の投入は、GMのロバート・A・ラッツ副会長が長年暖めてきた夢であり、いずれ実現する可能性もある。

 GMは、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)「シボレー・ボルト」の駆動システムをベースにした車の生産に向け、高級PHV「キャデラック・コンバージ(開発名)」の開発に取り組んできた。今年1月の北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)でコンセプトモデルを公開したものの、一部経営陣と米財務省の自動車対策委員会から、高級ブランドへPHVを投入した場合の採算性を疑問視する声が上がり、計画は棚上げとなっていた。

 だが現在、GMの経営再建に伴う幹部の入れ替えにより、コンバージ計画に対する一部反対派が姿を消しつつあり、設計、マーケティング、広報部門の辣腕責任者のラッツ副会長は、ほかの幹部と共に、計画実現に向けた資金調達の道を模索している。

 ボルトは2010年後半の発売予定だが(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年10月29日「Can the Chevy Volt Save GM?」)、年間1万台の予定生産台数を引き上げたとしても採算は取れそうもない。採算が取れるようになるのは、第3世代モデルが登場する2010年代後半以降になりそうだ。

 GMは当初、シボレーの小型クロスオーバーSUV(多目的スポーツ車)はもちろん、キャデラックや「ビュイック」ブランドでも、ボルトのようなハイブリッド車の開発を検討していたが、財政難から一部構想を断念した。

反対派が去り、コンバージ開発計画が再浮上

 コンバージ開発計画は今春、事実上頓挫。GM北米部門のトロイ・クラーク元社長と、キャデラックや「ハマー」「サーブ」などの高級車販売担当だったマーク・マクナブ元北米副社長が、いずれも反対の立場を取っていたためだ。ところが、マクナブ氏は5月に退社、クラーク氏もGMのフレデリック・A・ヘンダーソンCEO(最高経営責任者)が断行した経営陣のスリム化に伴い、退職を余儀なくされた。

 GMの計画に詳しい3人の消息筋によれば、反対派幹部が排除された今、ラッツ副会長をはじめとする残留幹部は、コンバージの生産実現へ向け計画を推進しているという。だが、予算の承認はまだ得られておらず、ラッツ副会長からコメントは得られなかった。

 GMは先ごろ、ボルトの燃費を市街地走行時で1ガロン当たり230マイル(230MPG、1リットル当たり約98キロ)と発表(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2009年8月24日「エコカーの“優秀な燃費”を巡る難問」)。コンバージが生産される場合、ボルトと同じハイブリッド・システムが搭載される予定だ。

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