「吉田鈴香の「世界の中のニッポン」」

ただ今、陸上自衛隊国際活動教育隊に滞在中!

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2009年9月16日(水)

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 ここは静岡県御殿場市駒門。

 筆者、ただ今、同地にある陸上自衛隊駒門駐屯地にて、若手幹部対象に国際協力活動を教える教育プログラムに参加中である。ある時は講師や聴講生として。また、ある時は取材者として。

国際協力のための教育を専門に行う隊

国際活動教育隊の講義風景 (撮影:筆者)
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 筆者が滞在しているのは、駒門駐屯地内にある中央即応集団(CRF)国際活動教育隊だ。CRFは国際協力が自衛隊の本来任務の1つに加わった2007年3月に発足した。国際平和協力活動や、ゲリラやテロ、災害など不測の事態に即応する防衛大臣直轄の部隊である。

 同時期に、その中央即応集団に所属する国際平和協力活動のための教育を行う専門隊として、国際活動教育隊は発足した。

 紛争地を訪れたり、国際連合平和維持活動(PKO)の取材をしたりするうちに、軍の必要性に目覚めたことが契機で自衛隊に関心を持ち始めた筆者。

 スウェーデン軍で訓練を受けたり、自衛隊内部に人脈を得たりすることで取材の幅も広がり、これまでも、中央即応集団副司令官、幹部候補生学校長をインタビューした。

 ゴラン高原で展開中の国際連合兵力引き離し監視隊(UNDOF)に派遣される高木真一隊長を取材し、記事も著した。今回はいよいよ、若手幹部諸君に交じって自衛隊の訓練の体験である。

初めて受け入れた泊まりがけの取材者

 実は筆者、海外で自衛隊を取材したことはない。なぜなら、自衛隊は筆者よりはるか遅く現地入りするからである。中央即応集団が泊りがけの取材者を受け入れるのは、2007年春に発足してから初めてとのことである。

 教育は、8月17日から始まった。全国から国際協力活動に参加しそうなあらゆる職種の一尉、二尉、三尉26人を集めて、座学によって知識を授けている。教えるのは先輩たちだ。

 教育隊の教官は約80人おり、そのうち実際にネパール(UNMINに軍事監視要員として)やゴラン高原(UNDOF派遣輸送隊として)、イラク、東ティモールなど海外で活動したことがある教官も多い。

 おおまかに、教えられる課目は下記の通りだ。

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著者プロフィール

吉田 鈴香(よしだ・すずか)
ジャーナリスト

吉田 鈴香1958年生まれ、法政大学大学院修士課程修了。スウェーデン国防軍国際センター民軍協力コース修了。広告代理店、出版社勤務を経てフリージャーナリストとして独立。1989年より国際協力の取材を始め、現在では世界の紛争地に赴くかたわら、発展途上国の開発・援助政策、コミュニケーション戦略を作成する。拓殖大学国際学部非常勤講師も務める。
主な著書に『アマチュアはイラクに入るな』(亜紀書房)、『紛争から平和構築へ』(論創社、共著)など。ウェブサイト「吉田鈴香が見る世界」も公開中。Twitterのアドレスはこちら



■編集部よりお知らせ
本コラムの著者である吉田鈴香さんが参議院選挙に立候補することになりました。 そのため新着記事の更新を停止いたします。[2010年6月14日]

■筆者より
2年弱、読者の皆様の叱咤激励に支えられながら続けてまいりましたことに厚く お礼を申し上げます。ご愛読ありがとうございました。(吉田鈴香)



このコラムについて

吉田鈴香の「世界の中のニッポン」

東ティモールから旧ユーゴスラビア、シエラレオネ、イラクまで、世界の紛争地帯をジャーナリストとして訪ねてきた著者が、国際支援の現状、ODA(政府開発援助)に望むこと、武装解除と平和交渉などを鋭くリポートする。

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