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現代自動車グループ、持ち株会社へ転換か

「鄭義宣体制」に先立ち、支配構造の変革が始まった

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2009年9月16日(水)

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現代・起亜自動車グループが現在の複雑な「循環型出資構造」を解決すべく、持ち株会社の体制に転換するかに市場の関心が集まっている。

 現代自動車の系列会社である自動車部品メーカーの現代モービスは8月末、現代製鉄から同社が保有していた現代自動車株5.84%を電撃的に買収し、現代自動車株式の保有率を14.95%から20.78%に高めた。

 韓国の公正取引法によると、持ち株会社は子会社の株式を最低20%保有することが義務付けられている。したがって、今回の現代モービスによる株式の買収は、現代自動車グループが現代モービスを持ち株会社とする新しい支配構造を築こうとしているのではないかと、市場は注目しているのだ。

 (現代自動車グループの鄭夢九=チョン・モング=会長の長男であり)起亜自動車の社長である鄭義宣(チョン・ウィソン、39歳)氏が、現代自動車の副会長と現代モービスの副会長にこのほど昇進したことも、こうした市場の関心に火をつけた。

 現代自動車グループの支配構造は、典型的な循環型出資だ。

 まず、出資関係が「現代自動車→起亜自動車→現代モービス→現代自動車」とつながっている輪と、「現代自動車→起亜自動車→現代製鉄→現代自動車」とつながっている輪がある。今回の現代モービスによる現代自動車株の買収で、2番目の循環型出資構造が解消した。

 自動車業界と証券業界では、現代モービスによる株式買収は、現代・起亜自動車グループが持ち株会社に移行するためのステップで、鄭夢九会長、鄭義宣副会長親子による現代モービスに対する経営権の確保が狙いと見ている。現代モービスの関係者は実際、「株式取得の目的は、循環型出資の解消だ」と説明している。

 グループの循環型出資の輪を完全に断ち切るには、現代製鉄が保有する現代モービスの株式5.7%と、起亜自動車が持つ現代モービスの株式16.83%を処理する必要がある。

 現代製鉄が現代モービスの株式を売却し、それを原資に高炉3基を建設するとの見方も浮上している。ただ、持ち株会社体制に転換する際のカギは、起亜自動車が保有している現代モービスの株式をいかに処理するかだ。

狙いは鄭夢九会長から鄭義宣副会長への経営権の継承

 これが実現すると、現代モービスが現代自動車や現代製鉄、グロービスなどを子会社にし、現代自動車が起亜自動車を支配する構造が生まれる。ウリ投資証券のイ・フン研究員は、「現代モービスは財務体質が良好で、現金を生み出す能力が優れているため、以前から有力企業と見られていた」と話す。

 持ち株会社の誕生は、鄭夢九会長から鄭義宣副会長への経営権の継承とも関係がある。

 現代モービスが持ち株会社になった場合、経営権を維持していくには、鄭夢九会長と鄭義宣副会長による現代モービスの株式の保有を安定的なレベルにまで上げる必要がある。現在、鄭夢九会長が保有する現代モービスの株式は6.96%に過ぎない。鄭義宣副会長は、グロービスの株式31.88%と起亜自動車の株式1.96%は持っているものの、現代モービスについては全く保有していない。デウ証券のパク・ヨンホ研究員は、「大株主である鄭夢九会長と鄭義宣副会長が現代モービスの株式保有を増やす必要性がある」と指摘する。

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